釜山の日本総領事館前(釜山市東区)にある慰安婦を象徴する少女像の撤去を主張していた男性が、今度は少女像の隣に故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の胸像を設置しようとしたものの、区庁側がすぐに撤去した。
1日午後1時ごろ釜山の日本総領事館前に1人の男性が現れた。この男性は事前に用意してきた声明を読み上げた。この男性は声明で、「庶民大統領の盧武鉉元大統領は100万の在日同胞のため、ここの違法な少女像設置に反対した。盧武鉉精神で少女像を移転せよ」と主張した。
この男性は、声明を読み上げた後、自身が持参した脚立を設置、その上に、盧武鉉元大統領の胸像を載せた。脚立は近くの木にひもで結び付けた。この脚立は報道機関のカメラマンが主に使う大きさで、マンションの階段2-3段分ぐらいの高さだ。
だが、この男性が胸像を設置して現場を離れた直後、胸像と脚立はあらかじめ待機していた釜山市東区庁職員によってすぐに撤去された。
この男性は先月21日、李承晩(イ・スンマン)元大統領と朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の胸像を同じ場所に設置しようとして市民に制止されている。