こんにちは。
奈良の加圧パーソナルトレーナーしもしけんたろうです。
「うどん」と「蕎麦」
ダイエットに向いているのはどちらでしょうか。
この問題は有名ですし、このブログをご覧の方には簡単な問題かと思います。
ただし、実はちょっとだけ条件があります。
そばの方がGI値が低くて太りにくい
問題自体は簡単ですね。
「うどん」と「蕎麦」なら蕎麦の方がダイエットに向いています。
理由としてはGI値が関係します。
GI値とはグリセミック・インデックスと言われる数値で、どれくらい血糖値が上がりやすいかを示したものになります。
ブドウ糖を100として、数値が低ければ低いほど血糖値は上がりにくく、数値が高ければ高いほど血糖値は上がりやすいということになります。
血液内に糖がたくさんあると身体にとっていろいろとまずいので、早く血糖値を下げようとします。
その時にインスリンというホルモンが分泌されるのですが、このインスリンが脂肪合成ホルモンの働きは高めて、脂肪分解ホルモンの働きを抑えてしまいます。
血糖値が急激に上昇すると、インスリンが大量に出てくることになるので太りやすい状態になるってことですね。
インスリンと言えば、低インスリンダイエットというのを聞いたことのある方もいるかと思います。
血糖値が急上昇すると太りやすく痩せにくくなるので、血糖値の急上昇しないようGI値が低めのものを食べるというダイエット方法ですね。
ちなみにインスリンをできるだけ出さないようにしようっていう究極が、糖質制限というダイエット方法ですね。
糖質自体を摂らなければ血糖値も上がりません。血糖値が上がらなければ余計なインスリンも出ないので、ダイエットにも役立つということになります。
さて話を戻しますが、このGI値は、うどんは79、そばは58とのことで、そばの方が血糖値が上がりにくく、ダイエットに向いていると言えます。
そばの方が良いけど注意が必要
ここで条件があります。
うどんはそのまま気にする必要はありませんが、そばは注意。
そば粉の割合の多い方がダイエットに向いています。
十割そばやニ八そばならダイエットにも良いでしょう。
安い逆ニ八そばは8割小麦粉で2割だけそば粉なので、はっきり言ってうどんと大差ありません。
ねずみ色をしたうどんと言えるでしょう。
スーパーの安いそばや、格安の立ち食いそばなんかはこのねずみ色のうどんなので、ダイエットに向いているとは言えません。
もちろんその逆二八そば自体が悪いわけではありませんよ。
私もスーパーの安い蕎麦を買ったりしますし、立ち食いそばも安くてサラリーマンのお財布に優しい存在です。
あくまでそばの方がダイエットに向いているからってことで逆二八そばを選ぶっていうのはダメってことです。
逆二八そばに罪はなし!
さて、ダイエットのために蕎麦を食べるなら「値段の高い蕎麦」を食べましょう。
かけ蕎麦200円とかの安い蕎麦ではなく、蕎麦一人前900円とかでそば湯も一緒に出てくるようなそば屋さんのそばです。
そば粉の割合が増えるほど値段は高くなります。
値段の高い蕎麦はそば粉の割合の多い蕎麦と言えます。
あと、もうひとつ注意があります。
そば粉の割合の多い蕎麦ってそばの香りも良くて美味しいですよね。
口当たりも良いのでついついたくさん食べてしまいがちです。
私も出石の皿蕎麦が美味しくて20皿食べたことがあります。
出石の皿そばって一人前5皿とかだから全然足りないんですよねー(ボソッ
さて、そばでも食べすぎてしまうといくらGI値が低いとは言えカロリーオーバーで太ります。
あくまで基本は摂取カロリー<消費カロリーです。
カロリーは抑えた上でGI値の低い蕎麦を食べればダイエットに役立つでしょう。
ダイエットのためにはぜひ高い蕎麦を一人前だけ食べるようにしてくださいね。