日光東照宮 五重塔が凄すぎる!「東京スカイツリー」の建設計画に応用されていた?!【世界遺産】

      2016/07/02

五重塔

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  • 創建年:1818年(文化15年/江戸後期)
  • 重文指定年月日:1908年8月1日【重要文化財】
  • 大きさ:三間(約5.5m)
  • 塔の高さ:36メートル
  • 重塔:五重
  • 屋根:銅瓦葺

日光東照宮の五重塔は【国重要文化財】に指定されている、石鳥居をくぐった左側にある、美しい風貌を放つ塔です。

しかし、この大変、美しい日光東照宮の五重塔ですが、実はこれが創建以来のものではないと言われております。

日光東照宮の五重塔の歴史!「過去に1度、火災で燃え尽きていた?!」

実は、この五重塔は、なんと!1度完全に焼失しているのです!

最初の五重塔は1650年(慶安3年)に初代若狭小浜藩主であった酒井忠勝によって寄進されたものでした。

しかし、1815年(文化12年)に、落雷のために焼失してしまい、現在の五重塔は、1818年(文政元年)に「十代藩主・酒井忠進」によって再建されたものだと言われています。

日光東照宮の五重塔の建築様式「屋根・心柱」の隠された秘密!

日光東照宮の五重塔の建築様式「屋根・心柱」

日光東照宮の五重塔の大きさ(高さ)は、36メートルです。

これは、日本の五重塔の中では、「小ぶり」の部類に入ります。

しかし、日本全国の五重塔の高さでは、6つ目に大きい高さを持つ塔なんですね

五重塔の心柱はどんな状態になっているのか

CIMG6516

五重塔内部の見学は、塔の初重(1層目)に入って見ます。

塔の内は吹き抜け。その中心を貫くのが金に彩られた心柱。直径60㎝ある太い心柱は、4層(4階)から鎖でつり下げられています。

肝心な心柱の下部は、格子がじゃまをして少し見づらい。前に出て格子のすき間から目を凝らすように見ます。

床下の礎石の穴にタボは入っていますが、心柱自体は礎石から10㎝ほど浮いた様子がわかります。

心柱を宙に浮かせたのは地震緩和のため

五重塔の心柱は、4層目から鎖で吊下げられ、下まで達していない。そして各層と繋がっていないことは、心柱が五重塔の構造にかかわる部材でないことを表しています。

心柱を浮かせる理由は大きく2つあります。

1つは「心柱制振」と呼ばれる地震緩和システム。地震の際に心柱が振り子状に動いて、振動を和らげる役目です。

3・11の震災でも、この五重塔は損傷を受けずにすみました。

五重塔の屋根をキッチリと密閉する理由

出展:日光東照宮-御朱印

日光東照宮の五重塔は、一層から四層まで和様の「平行垂木」、五層は唐様の「扇垂木」となっています。

実は、この五重塔の構造は、日本の重塔を持つ、いくつかの社寺の中でも、完成度が極めて高い造りの見事な塔だといいます。

日光東照宮の五重塔のど真ん中には、巨大な「木の柱」がブラ下がってる?!

日光東照宮の五重塔のど真ん中には、巨大な「木の柱」がブラ下がっています。

この巨大な木の柱は、「心柱(しんばしら)」と呼び、その大きさは、直系60センチメートルもあるといいます。

さらに、なんと!この巨大な心柱を宙に浮かすという「懸垂式(ぶら下がったような形式)」が採用されています。

この心柱は、四層目から鎖でつるされていて、底部は磯石から約10センチ浮遊させているそうです。

日光東照宮の五重塔のど真ん中には、巨大な「木の柱」がブラ下がってる?!

出展:日光東照宮-御朱印

日光東照宮 五重塔の「心柱」が宙に浮いている理由

心柱を浮かせる理由は大きく2つあります。

・実は五重塔の屋根は、上から被せているだけなので、屋根を固定するための重石がわり。

・地震が起きても倒れないようにするため

屋根の上から心柱を垂れ下げる理由は、地震の「横揺れ」「縦揺れ」に対しての振動を、心柱を振り子にすることによってうまく振動を逃がすことができるからです。

さらに、心柱の重さを大屋根で受け止めることによって、五重塔の内部を密閉状態にすることが可能になります。

これは、五重塔で使用されている内部の木材が乾燥して干からびないように、キッチリと密閉する役割をしてます。

心柱を垂れ下げる理由

出展:日光東照宮-御朱印

屋根の上から心柱を垂れ下げる理由は、地震の「横揺れ」「縦揺れ」に対しての振動を、心柱を振り子にすることによってうまく振動を逃がすことができるからです。

さらに、心柱の重さを大屋根で受け止めることによって、五重塔の内部を密閉状態にすることが可能になります。

これは、五重塔で使用されている内部の木材が乾燥して干からびないように、キッチリと密閉する役割をしてます。

日光東照宮の五重塔

出展:日光東照宮-御朱印.

日光東照宮の五重塔の屋根は「垂れ木」と言って、縦の柱となる木に凹みを作り、うまくハメ込んで、乗せているだけの格好となります。

これは、固定されていないことで、地震が来た時に、屋根と柱の結合部が、柔軟に動くことになるのです。

ですから、揺れても地面からの振動を吸収して、逃がすことができるので、結果的は、地震の間だけ揺れて、地震が治まればまた、元の形の戻ることができるのです。

日光東照宮 五重塔

出展:日光東照宮-御朱印.

いや・・凄すぎる技術です!!

五重塔の屋根をキッチリと密閉する理由とは?

五重塔の屋根をキッチリと密閉する理由は、木材の性質を良く知っている者の手によって造られたことを実証する証拠ともなるのですが、木材とは、伐採されても実は生きている(呼吸をしている)といいます。

これがどのようなことかといいますと、木材が年月を経ていくと言うことは、気温差がある四季を歩むと言うことになります。

四季を歩むと言うことは、「乾燥」や「湿気」が発生します。

乾燥や湿気が発生すると、凝縮したり、水分を含んで膨らんで柔らかくなったりするということです。

このような現象が起きても、塔身の変化を少しでも軽減するよう、キッチリと密閉することで、塔身を維持できるような構造がとられているのです。

他にも、万が一、塔身の変化が著しい時でも、心柱が五重塔の屋根を突き抜けることがないように、工夫されているともいいます。

日光東照宮 五重塔

「東京スカイツリー」の建設計画に、100年もの超えて、建築技術が、日光東照宮の五重塔が応用されている真実!

この五重塔の免震機能は、あの「東京スカイツリー」の地震制振システム(心柱制振)にも対応されているのです!

そして、この日光東照宮の五重塔の驚きのスゴさがまだあるのです。

実は、日本の人々の脳裏の奥に悲惨な記憶として残る「3・11と大厄災」と呼ばれた「東日本大震災」の時も、この日光東照宮の五重塔は、損傷がなかったそうなのです。

これはつまり、マグニチュード9.0という、振動に耐えたことになります。

遠い100年以上も前の江戸時代に、ここまで考えて設計されて、造られているのには、非常に、非常に!驚くところです。

日光東照宮 五重塔 スカイツリー

出展:www.1101.c

そもそも木組でできているので接合部には
「遊び(余裕)」があるのでそこで力を吸収できる、
などさまざまな説があり、100%には現代でも解明されていないのです。

ただ、心柱が、全体の安定化に何らかのかたちで寄与していると推測されています。

五重塔も東京スカイツリーも、
当時の技術の粋を集めてできた高さであり、
同じ塔という建物種類であり、同じ風土の日本に建つものです。
工夫を凝らす箇所や姿が似ていることには意味があったのかもしれません。

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日光の世界遺産!二社一寺 「日光東照宮の五重塔の十二支の彫刻」  

五重塔の一層目の蟇股(かえるまた)には、東西南北の四つの面に日光・富田宿(とんだじゅく)の名工・後藤正秀が手掛けた「十二支の彫刻」があります。

蟇股(かえるまた)とは?

カエルが足を広げたような木材の部品のことを言います。

この日光東照宮の五重塔だけではなく、古来の建築様式の建物に、主に屋根の部材として、幅広く使用されています。

日光東照宮 五重塔

 

日光東照宮 世界遺産

出展;http://blog.goo.ne.jp/

世界遺産・日光東照宮の五重塔の十二支の彫刻

東照宮の霊獣・動物の彫刻は全部で26種類あると言われています。

五重塔の第一層の蟇股には東西南北の4面に12支の動物の全ての彫刻があります。

北側の中央の鼠から始まり時計回りに順番に配置されています。

 ・東側(正面)の動物の彫刻:虎、兎、龍(徳川三代将軍・家康、秀忠、家光の干支に対応)

 ・南側の動物の彫刻     :蛇、馬、羊

 ・西側の動物の彫刻     :猿、鶏、犬

 ・北側の動物の彫刻     :猪、鼠、牛

 
今回の東照宮五重塔の不思議は

1)東側正面の徳川三代将軍の干支の動物が偶然にも右から虎、兎、龍の順番になっている。

2)鼠、蛇、馬の3種類は五重塔以外にはない。

理由はよく分かっていません。

1)については三代将軍の干支が、たまたま順番になっていたのでこの五重塔の彫刻に12支の動物を採用した可能性があります。これは私の勝手な推測です。

2)については「東照宮再発見」の著者・高橋晴俊氏の「時々社殿では鼠の被害に遭ったり、境内の石垣には大きな蛇がいて驚かされるし、厩には神馬がいるので鼠、蛇、馬の3種類はなくてもよいかも知れない。」と言う見解はユニークで面白いです。

何故、十二支の動物の彫刻が彫られたかは明らかではありません。

三代将軍の干支が、たまたま順番になっていたので五重塔を寄進した初代若狭小浜藩主・酒井忠勝のアイデアで、この五重塔の彫刻に十二支の動物を採用した可能性があります。

十二支の彫刻以外の部分の彩色部分の剥がれはかなり進行している箇所もあり、あと数年もすると修復の必要が出てきそうな感じでした。

「東側(五重塔正面)」の動物の彫刻:虎、兎、龍

ー龍ー ー虎ー-300x220 ー兎ー-300x192

徳川三代将軍・家康、秀忠、家光の干支に合わしていると言われています。

南側の動物の彫刻:蛇、馬、羊

ー蛇ー-300x173 ー馬ー-300x173 日光東照宮五重塔・干支・羊-300x206

西側の動物の彫刻:猿、鶏、犬

ー猿ー-300x172 ー鳥ー ー羊ー-300x237

「北側」の動物の彫刻:猪、鼠、牛

ー鼠(ねずみ)ー-300x226 ー牛ー-300x226 ー猪ー-300x173

上記でご紹介したとおり、東面に「虎・卯・辰」の干支が彫刻されているのですが、これは、偶然にも徳川三代将軍である家康・秀忠・家光の干支になっていると言います。

  • 虎は「徳川家康」
  • 兎は「徳川秀忠」
  • 龍(辰)は「徳川家光」

日光東照宮の五重塔の摩訶不思議

  • 実は、この徳川三代将軍の干支に合わせられたとされる動物が、「虎→兎→龍(辰)」の歴代の将軍の順番に右からならんでいるといいます。

  • 東照宮には、「虎・龍」の単独の彫刻はありますが、組み合わせになっているのは、この五重塔だけ。

  • さらに東照宮には、「鼠、蛇、馬」の動物の像や彫刻が、この五重塔以外にはないです。

数々のお寺や神社がありますが、日光東照宮ほど謎めいていて、その謎を解き明かすのに、こんなにも胸がときめく場所はありません。

この五重塔以外にも、たくさんの秘密やロマンが日光東照宮にはあります。

今度は、あなた自身でも、ぜひ、日光東照宮の秘密を見つけ、その謎を解き明かしてみてください。

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