小規模飲食店も消火器設置義務化へ 糸魚川火災受け

小規模飲食店も消火器設置義務化へ 糸魚川火災受け
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新潟県糸魚川市で起きた大規模な火災を受けて、総務省消防庁はほぼすべての飲食店に消火器を設置するよう義務付ける方針を固めました。
去年12月に糸魚川市で住宅や店舗など147棟が焼けた火災では、火元となった小規模な飲食店に消火器がありましたが、出火場所のそばにあり、使われていなかったことが明らかになっています。

この火災を受けて総務省消防庁ではこれまで消火器の設置義務の対象でなかったのべ面積が150平方メートル未満の小規模な飲食店にも設置を義務付ける方針を固めました。義務化することで適切な場所に消火器を設置しているかなどを消防が指導できるようになるということです。一方、火を使った調理をしない飲食店は対象から外すとしています。

総務省消防庁によりますと、政令指定都市のおよそ8割と中核市のおよそ半数ではすでに条例で小規模な飲食店に消火器の設置を義務付けているということです。今後、消火器の設置義務を定める消防法施行令を改正する方向で調整することにしています。