日田市の大山ダムを水資源機構安全点検 [大分県]
日田市大山町の大山ダムを管理する独立行政法人水資源機構筑後川局大山ダム管理室はダムや周辺の公園の安全点検を行った。職員のほか市や警察、消防、日田漁協の関係者が危険箇所がないか確認した。
管理室によると、ダム見学には年間千人ほどが訪れるほか、周辺の公園利用者や釣り客も多い。このため2013年のダム完成以降、利用者らが増えるゴールデンウイークに合わせて毎年実施している。
点検は4月21日にあり、見学者が利用するダム堤体内と一般開放しているダム下流親水公園、釣り客が使うダム上流端など7カ所を巡回。歩行に支障はないか▽手すりなどは壊れていないか▽立ち入り禁止区域の表示は明確か-など9、10項目ずつ確認して回った。
管理室は水質の観察を含めて週2回、ダムや周辺の巡回活動を実施。この日の安全評価も良好だったが、漁協の手島勝馬組合長は「せっかく一般利用を促すなら、トイレをもっと整備しては」と要望。管理室は「地域全体で考えていきたい」と答えていた。
=2017/05/01付 西日本新聞朝刊=