福島 帰還困難区域山林火災 出火から40時間余 消火活動続く

福島 帰還困難区域山林火災 出火から40時間余 消火活動続く
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東京電力福島第一原子力発電所の事故による帰還困難区域となっている福島県浪江町の山林で起きた火災は、出火から40時間余りたった今も燃え続け、自衛隊などによる消火活動が続いています。
29日の午後4時半ごろ、福島県浪江町井手の山林から「煙が上がっている」と消防に通報がありました。

福島県や宮城県などのヘリコプターによる消火活動に加え、30日の午後からは福島県から災害派遣要請を受けた自衛隊がヘリコプターを出して消火活動にあたっています。

自衛隊などによる上空からの消火活動は1日も午前5時ごろから行われていますが、出火から40時間余りがたった今も火の勢いはおさまらず、NHKのヘリコプターが上空から撮影した映像でも、広い範囲から白っぽい煙が上がっています。福島県や消防によりますと、これまでにおよそ20ヘクタールが焼けたと見られるということです。

けが人や建物の被害はないということです。現場は、原発事故の影響で放射線量が比較的高く、立ち入りが厳しく制限されている帰還困難区域です。