肉食反対デモ、今年もやるってさ。
※閲覧注意
肉食反対デモのひとたちがよくかかげるキャッチフレーズ
『動物はあなたのごはんじゃない』
これはアニマルライツセンターのキャッチコピーでもあって、代表の岡田さんによると、本来は肉食を反対する主旨のコピーではないのだそう。
――「動物はあなたのごはんじゃない」というフレーズを聞いて、私は「みんな絶対に食べてはいけない」「肉を食べる人は野蛮」という意味なのかな? と不思議に思っていました。そうではないんですね。
岡田:そういうことではないです。「いくらでも自分の食べたいだけ食べられる」「安い価格でも食べられる」という思い込みが工場的な畜産を招きます。命は貴重なものなので、人間の都合で増やしたいだけ増やして、食べたいだけ食べるのは違うのではないかと。「いただきます」って感謝して食べているからいいでしょと言われることもあるのですが、感謝しているのなら(パンフレットの『ぶぅふぅうぅ』農園を指差して)こっちでしょ、って。無配慮に食べていたらどうしても大量生産になります。殺される動物にも尊厳があるのだから、人間としては尊厳を尊重していただかなくてはならないのではないかと思います。
わたしはこの考え方にはとても賛同していて、だからこそ、自分のできる範囲で、無理のない範囲で、工場畜産ではない飼育方法で生産された畜産物を購入するようにしています。
さらに岡田さんはこうもおっしゃってます。
――工場的な畜産の現状を変えたいという部分を知らないと、ただ肉食を否定するというだけの話にも見えてしまいます。
岡田:私たちもまだ運動として未熟なので、伝え方に問題はあるのだと思います。「動物はあなたのごはんじゃない」というのは、ただ食べちゃだめということではなく、動物も生き物だよということを伝えたかったのです。もちろんできるだけ食べない方がいいのですが、生き物をいただいているというのがどういうことなのかについて考え続けるということを、これからも伝えたいと思っています。
もう1度抜粋します。
見えないといけないので、でかく。
「動物はあなたのごはんじゃない」というのは、ただ食べちゃだめということではなく、動物も生き物だよということを伝えたかったのです。
こんな岡田さんの意に反して
『肉食反対』つまり『肉食うな』と主張するデモの中で、このフレーズを多用するのって、どうなんですか?
『動物はあなたのごはんじゃない』の本来の主旨が世間に伝わらず、ただ『肉食うな』って言ってるだけの言葉として浸透しちゃってるの、あなたたちがデモで使ってるせいじゃないですか?
てか確実に、あなたたちのせいですよね?
その辺の罪悪感とか、ないのかなぁ。
代表の岡田さんの意図をねじまげて活動に利用するの、後ろめたくないのかなぁ。
ほんと、肉食反対デモって動物福祉を遅らせる活動だよね。
『動物はあなたのごはんじゃない』
この言葉が岡田さんの意図するとおり、動物も生き物だということを、一度、立ち止まって考えてみようって意味で浸透すれば、今ごろ、放牧肉や放牧卵は、もっともっと、広く認知されていたかもしれないのにね。
母豚のストール飼育の数も減ってたかもしれないのにね。
ほんっと、残念。
あぁあとそれからもう1つ。
肉食反対デモを主催してる方はもちろんビーガンさんで、動物性のごはんを一切口にされない方なんだけど。
いやそこは全然文句もないし、立派だと思ってます。
だけどね?
自分たちが食べているビーガン食を『動物を犠牲にしていない食事』って表現しているのが、ものすごく、ものすごく鼻につくんです。
野菜とか豆とか米とかを栽培するのに、動物を犠牲にしてないって本当に本気で思ってるの?まじで??
いやここで言ってるのは虫とかそういう話じゃなくてですよ。
タヌキとかイノシシとか、あなたがたのいうところの『痛みや苦しみを感じる動物』ってやつ。
この記事ぜひ読んでみてほしい。
※ id:sammbardaikuさん、こんな記事で言及してごめんなさい~。飛び火したらごめんなさい~。
さらにこの方は、前記事に
こんなコメントを残してくださっています。
私も人間の生活のために、猪さんを殺しています(´Д`)!何が正義って分からないけど、人里近くで田畑を荒らし人を殺してしまう事もある彼らを殺すのは、しょうがないんですよと。
あなたたちは、屠殺場で食肉加工に携わってくださっている、日々命と向き合ってお仕事してくださっている方々のことを『わたしたちが肉食するために動物を殺させられている気の毒なひと』的に表現しますよね。あれほんと、不快です。
失礼を承知で同じような表現をするとしたら、id:sammbardaikuさんは、あなたたちが野菜やお米を食べるせいで、イノシシやその子どもの可愛い可愛いウリ坊まで殺させられているってことになるんですが、その辺はどう考えてるんですか?
自分たちの表現がおかしいの、失礼なの、ひとを侮辱してるの、気づきませんか?
屠殺場で食肉加工に携わってくださってる方も、田畑を守るために猪を駆除してくださっている方も、本来なら私たちが生きるために感じなければいけない、血の流れている命を奪う罪悪感を、すべて引き受けてくださって、私たちの食を支えてくださっている方々です。
それをさ。
人に罪悪感ぜんぶ押し付けておいて
『動物の犠牲のない食事♪』
とか言って野菜バリバリ食べてんの、なんなの?
バカなの?
『動物はあなたのごはんじゃない』
っていって肉食に反対するなら
『動物はあなたのごはんを守るための害獣でもない』
っていって、むしろ菜食にも反対するのが筋なんじゃないんですか?
なんでパーム油のために犠牲になったオラウータンには心を向けられるのに
いま自分が食べてる野菜のために犠牲になったタヌキやイノシシは無視なの?
それ、あなたたちがよく声高らかに言ってる『種差別』なんじゃないんですか?
イノシシの犠牲は『動物の犠牲』に数えないの、なんで?
わたしたちは動物の命を犠牲にしないと生きていけない。
わたしたちの命は、たくさんの命の犠牲の上に生かされている。
わたしたちが、自分で殺さないで済んでいるのは、それを担ってくださっている方々がいるから。
そんな
小さな子どもでもわかるようなことが理解できないような
自分のために犠牲になった命に
向き合おうともしないどころか
犠牲なんてなかったことにするあなたたちに
何言われても全然響きません。
以上。
平日の朝にこっそり投稿。