便をすると粘液のようなものも排出される。これって危ない？

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明治時代の人は内臓がすごく丈夫で、長生きだったというのをご存知ですか？あの時代と、現代で何が違うのだろうと考えて見ました。

 

食生活と生活パターン・リズムがものすごく違っているんですね。欧米風の食事、そしてストレスの多い日常・・・大きな負担がかかっているのは私たちの胃腸ではないでしょうか。負担がかかって、酷使されて、腸が出したSOSの一つが、粘液便なのかもしれないですね。

 

粘液便とは？どんな粘液便があるの?

粘液便とは、でてきたウンチを見ると、ウンチの周りに粘液が付いていたり、ウンチに混ざっていたり、時には粘液だけが出てくる物を言います。

 

この粘液はちょうど卵の白身のようなとろとろした状態のものや、不透明の膜のような物だったりと様々です。この他にも緑色やピンク色、赤の粘液がウンチに付いてくることもあるので、それぞれの色で、どういう状態のものなのか見てみましょう。

 

粘血便（赤い色の粘液）

粘液が赤い色をしていたら血液が混じっていると思われるので、≪粘血便≫と呼ばれます。

 

これは、大腸から出血している事が考えられます。このような≪粘血便≫、または似ているように思える時は、迷わず病院へ行きましょう。

 

緑色の粘液便

緑色の粘液便が出ると、かなりびっくりしますね。でも、この色は胆汁に含まれている色素が酸化した為におこるもので、心配することはないといわれています。

 

ただ、腹痛や下痢を伴った緑色の粘液便は「小腸炎」「ブドウ菌性腸炎」や「食中毒」が考えられます。心配な方は病院で検査してもらうと良いでしょう。病院にいくまでも・・・という方は乳酸菌のサプリメントなどで様子を見てみるのも良いかもしれません。

 

ピンク色の粘液便

この色の粘液便は、痔になっていたりすると現れるようです。また肛門が傷ついても出てくる事があります。硬いウンチの後に出るようなら、硬いウンチが肛門を傷つけたり、切れ痔のせいなので一時的なものです。

 

ただ、肛門を傷つけるほどの硬いウンチというのは腸内環境に異常があると考えられます。この硬い便とは中々軽視はできなく、肛門付近で詰まってしまいコンクリート並の硬さになってしまうこともあります。そうなると自力で排出することは難しく、病院で浣腸をしてもらうなどの処置が必要になってきますので、繰り返している方、心配な方は乳酸菌を摂取し腸内環境を整えるようにしましょう。

 

それでも不安な場合、よくならない場合は必ず医師の診断を受けるように。

 

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粘液便が出る原因は？

 

 

 

本来、大腸や直腸内の粘液はウンチが腸内をスムーズに移動するように分泌されています。下痢をしたりすると、ウンチが素早く通り過ぎてしまいこの粘液だけが残ります。なので、何かの拍子にこの粘液だけが出ることもあるのです。

 

また、私たちの体には自然治癒力（自分で治そうとする）があります。大腸や直腸も、何かの原因で腸壁に傷がつくと、この治そうとする力で粘液を出して傷の個所を修復しようとします。この時、粘液がウンチと混ざって一緒に出てくるわけです。腸の壁の傷が治れば粘液は出なくなります。

 

このように「白い粘液」「透明な油膜上の粘液」がすこしだけ混ざってウンチについて出てくるくらいは心配はないようです。ただ、基本的には心配する必要はないということであって、正常な状態ではないことは確かです。繰り返すようだったり、定期的な起こる場合は乳酸菌サプリメントなどで腸内環境を整え様子を見てみましょう。

 

最悪、「潰瘍性大腸炎」や「過敏性腸症候群」の可能性もございますので、心配な場合は医師の診断を受けましょう。

 

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粘液便、気をつけたい点

 

粘液が出る原因は分かりました。
排便の時に粘液（白っぽいもの、透明な油膜のようなもの）が少しだけ混ざってウンチに付いてくるくらいなら「基本的には」心配はいりません。

 

健康な人でも、毎日食べた物や食べ方によって、ウンチの様子が変わります。冷たいものの摂りすぎや、食べ過ぎ、こんなことでも急激に腸が動いて腸官の粘液がウンチにくっついて出てくることもあります。

 

それでは、粘液便が出た時に気をつけたい事をいくつかお話します。

 

ウンチについて出てくる粘液が

 

 

こんな変化が出始めた時は、すぐに病院へ行きましょう。
気をつけたいのは、神経質になり過ぎる事です。腸はあなたの気持ちに敏感です。ストレスでも、不安でも、全て受け止めてしまいます。自分のウンチの状態を良く観察して、見極めることが大切ですね。

 

日本は保険がよく発達している国、お医者さんへ行くのに万単位のお金は必要ありません。不安が残る、どうして良いか分からない、それならば医師に相談しましょう。それだけで安心が得られますョ。

 

 

腸の状態と働きを正常にする為に

 

私たちの趣向のせいで、胃腸にかなり負担をかける事はありがちです。ですが、腸は私たちにどんな時も最善でつくしてくれています。その働きを正常に保つために、そして私たち自身がよい状態の腸を保てるように下記の点に注意しましょう。

 

 

腸を気遣って、ちょっと労わる・・・でも腸はそれに応えて私たちを健康にするという大きなお返しをしてくれます。

 

 

まとめ

 

ウンチに粘液が付いて出てくる時は、腸が急激に動いたか、腸が傷ついたか、腸に病気ができたかです。どの場合も、腸に負担をかけてしまった結果であるということを覚えておきましょう。

 

腸を良い状態に整える為にも、腸を労わる気づかいをしてあげます。先ずは、善玉菌を沢山増やし、腸内環境を改善するために、乳酸菌を積極的に取り始めましょう。

 

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