劇場版 ガールズ&パンツァー 大洗凱旋上映会『ただいま!ありがとう大洗センシャラウンド 特上爆音上映』、通称大洗特爆へ行ってきました。ガールズ&パンツァー劇場版を聖地大洗で最高のクオリティで上映するという企画。事前の煽りからして凄くて、
①劇場版 ガールズ&パンツァー 大洗凱旋上映会
— 岩浪美和 (@namisuke1073) 2017年4月14日
『ただいま!ありがとう大洗センシャラウンド 特上爆音上映』の特徴
・スクリーン
大洗文化センターの舞台に設置可能な最大級のサウンドスクリーン(音を透過する)を特設。
また大型プロジェクターを導入し上質な映像をお楽しみいただけます。
②
— 岩浪美和 (@namisuke1073) 2017年4月14日
・フロントスピーカー
8連スタックのラインアレイスピーカー(過去最大!)を左、中央、右に3台イントレ(金属パイプ櫓)にフライング(吊るして)設置。
左右のスピーカーはスクリーン横の客席から見える位置に。
この「魅せるラインアレイ」ガルパンファンならニヤリとして頂けるはずです。
③
— 岩浪美和 (@namisuke1073) 2017年4月14日
・サブウーファー
18インチ×2のサブウーファーユニット6台をスクリーン下に設置。(過去最多!)
46cm重低音用スピーカー計12発がホール全体を震わせます。
・サラウンドスピーカー
客席後方左右に架台を設置し特大スピーカーシステムで抜群の移動感と迫力の音場を実現します。
④
— 岩浪美和 (@namisuke1073) 2017年4月14日
・リアルタイム音響調整
エンディングがズンドコしない!etc
・スペシャルな演出
イベントは今回のために作った効果音や、照明、特殊効果、など会場全体を使った迫力の演出から幕開け、そしてフィナーレも!
・聖地上映
ホールを出れば待ち伏せ作戦の現場!この臨場感 !
⑤
— 岩浪美和 (@namisuke1073) 2017年4月14日
音響、映写、電源、照明、特殊効果、美術、制作、会場etc、スタッフの数も多く、今回専用の上映素材を作る等、お金かかり過ぎて通常の映画鑑賞料金より少し高くなってしまいました。
申し訳ありません。
でもそれに見合った特別な体験をして頂けると思います。
大洗でお待ちしてます。
ってな感じで期待値を上げまくった上映会だったのです。
チケット確保
幸いウチの会社は28日からお休みだったこともあって、前泊で入るスケジュールにして、朝イチの回を最初の抽選販売でチケット確保し、また、売れ行きが芳しくなかった18時の回を一般販売で確保。抽選販売は後方ブロック右端に近いところで、一般販売はリセマラの結果前方ブロックのど真ん中を確保したのでした。(超どうでもいいけど、みんなセブンイレブンで発券してて、見た限りサークルK発券してる人がいなかったのがちょっと悲しかった)
やはり場所が場所だけにいきなり売り切れることも無く、とはいえ、最終的に売れ残ることも無く、という感じで需給バランスとしてはいい感じだった気がします。売れ残ると赤字になる主催者側はひやひやしている感じでしたけど。
いざ大洗文化センターへ
前泊で呑みすぎてミョーに早起きしてしまった後、ゆったりと大洗文化センターへ。
着いた。 (@ 大洗文化センター (大洗町民会館) in 大洗町, 茨城県) https://t.co/rK1LQQoXFk pic.twitter.com/UA3NDMf4HK
— NOG (@NOGjp) 2017年4月28日
良くある感じの地方の会場というハコで、ホント大丈夫かいな、と思いつつ入場。 そして会場に設置されているリアスピーカーに度肝を抜かれる。
いやいや、座席潰してこのサイズ置くとか、頭おかしいんちゃうか(褒め言葉)
この時点では舞台側は緞帳が下りていてフロントがもっと頭おかしいとは気付かなかったのでした。
開演
そして緞帳があがるとコレ(9時の回は写真撮り損なったので18時回の写真)
センタースピーカーに照明あてて見せる、ってのにびっくりですよ。頭おかしいんちゃうか(褒め言葉)
知識としてはスクリーンには結構穴が空いていてその後ろから音を通す、というのは知っていたのですが、ここまではっきり分かるレベルで見せられるとこうなってるだーと感動しますな。
更にスクリーンの幅一杯に広がるサブウーファー。台座にしか見えない並び方に圧倒されます。 頭おかしいんちゃうか(褒め言葉)
ということで、今回は5.1ch。こういうセッティングでもサブウーファーは0.1ch呼ばわりなのが昔から納得いかんけど(苦笑)
そして始まるトークショー(という名の雑談)。岩浪さんが趣味で組んだシステム、だとか、9割埋まらないとペイしない費用、だとか、いろいろ言いたい放題。そもそも舞台上に上がっている人の説明がないし(苦笑) 頭おかしいんちゃうか(褒め言葉)
そして、タイムキープを強制的にさせるという目的で作られた、開始60秒からのカウントダウン。
10秒前からは全員でのカウントダウン&始まりのパンツァーフォーで上映開始となったのでした。
上映
9時回。ラインアレイスピーカーの繊細な鳴りにまず圧倒されました。カンテレが兎に角綺麗。そして、役人の入りの台詞が真後ろから聞こえることに会場全体が沸く(岩浪さん曰く調整時の重要ポイントらしい)
あと今回ボコシアターのシーンだけ応援上映だったのですが、盛り上がった後のやっちゃったな感を感じる雰囲気がなんとも不思議な感じがして面白かった。
そして、カールの初回着弾でいきなりあがるスモーク。これは4Dの後追いっぽくて微妙だったけど、岩浪さんがこーいうのやりたかったんだろうなぁ、というの感じたり。
ただ、サブウーファーのせいで、振動凄いとか会場が崩れるとか体調悪くするとか事前の説明があったのに、その辺の効果があまり感じられなくて、ちょっと残念。LIVEZOUNDのほうが凄いぞ、と9時回の時は思ったのでした。
しかし大洗特爆はホントすげー音響であった。最初のほうの細やかな音といい、カールの爆音といい、ラストの歌といい、全てが綺麗に鳴っていてただただすごかった。端の席でこんなんだったら真ん中はどえなるのだろうな。 #大洗特爆
— NOG (@NOGjp) 2017年4月29日
ということで真ん中だった18時回。
みおわり。センター席だとウーファーの鳴りが全然違ってびっくりである。とにかく素晴らしかった。 #大洗特爆
— NOG (@NOGjp) 2017年4月29日
明らかにサブウーファーの効きが違う。LIVEZOUNDなんかメじゃない振動具合。
冒頭のゴルフ場のシーンからドカドカ揺れる揺れる。そしてカールが揺れるのは想像通りでしたが、予想外だったのは観覧車先輩。あのシーンで振動が体感できるというのにびっくりでした。頭おかしいんちゃうか(褒め言葉)
上映後
外に出ると、砲弾で壊されていない大洗の町並み(当たり前だ)になんか違和感を覚える自分が。聖地での上映というのはこういうことなのかとびっくりしたのでした。
そして劇場版の前には来たことがあった温泉へ。 (@ 潮騒の湯 in 大洗町, 茨城県) https://t.co/t9drlYefpk pic.twitter.com/JUtPPwwl1u
— NOG (@NOGjp) 2017年4月29日
温泉もあるし。
さんふらわあ入港なう。 pic.twitter.com/Kvw9xIxGaO
— NOG (@NOGjp) 2017年4月29日
普通にさんふらわあも運行してるし。
まとめ
映画上映史に残る頭おかしい上映だったと思います(褒め言葉)
ハコに比べて超オーバースペックな上映設備が兎に角凄い。スキルのある人に金を持たせるとこういうことが出来るんだ、という良い見本。
ただ今後似たようなことが果たして出来るのかというとどうなんだろうねー、というところ。
如何せん、劇場公開がほぼ終了している(映画興行面での物言いが付かない)&円盤が出てから暫くたっている(ソフト側からも文句が出ない)、にもかかわず、集客が見込める、という超特殊な条件が成立したからこその企画。なかなかうまくいかないだろうというのは容易に想像が付く。
本当にスペシャルなタイミングでスペシャルな作品があってこその、上映会だったのだと思うのです。
とはいえ、ここまで頑張ると2,500円でも人は集まる、ということが分かったとは思うので、後に続く上映会が出てくると嬉しいんだけど、さてはて。
そして常設映画館でこれに近づけるかというと、厳しいだろうなぁ。設備的にはなんとかなるとしても、リアルタイムの音響調整できるリソースなどあるわけがないし、そもそも恒常的に集客できるほどの作品も無い。とはいえ、シネマシティやAC幕張新都心の中の人も見に来ていたようなので、何か近いことが実現出来るようになるといいのですが。頭おかしい映画館(褒め言葉)なので期待したいな。
追記
もっと詳しいの読みたい人はCKさんとこのエントリ読むといいと思うよ
ということで解禁時刻です! #大洗特爆 #garupan 岩浪音響監督の本気見せて頂きました。本当にありがとうございました! 【大洗特爆】「刹那主義には大賛成だね」 ガルパン劇場版ありがとう大洗!凱旋特上爆音上映は本当に特上だった! https://t.co/h4oZzzbnI0
— CK@デジモノに埋もれる日々 (@ckom) 2017年4月30日