すっかり春の陽気。外出に上着は不要と、シャツを着て外に出た。
(ウィーン、ウィーン、ウィーン、ウィーン、、、)
立ち止まり、左の乳首のあたりを人差し指で(ポチッ)と押す。
(ブーー、ブーー、ブーー)
笑顔になる。歩きだし、しばらくするとまた。
(ウィーン、ウィーン、ウィーン、ウィーン、、、)
左の乳首のあたりを(ポチッ)と押す。
そんな感じで、ぼくは左の乳首のあたりを押しながら歩いている。なぜ、そんな変態行為に及んでいるのか、賢明な読者ならもうお分かりだろう。
それは、「ポケモンGOプラス」を左の胸ポケットに入れて、ポケモンGOをやっているからだ。
「まだ、ポケモンGOやってるの?」「はい、やってます」
ポケモンにはまったく興味がなかったが、流れではじめて習慣になり、今日に至る。ボールを投げ、ボケストップを回し、ジムで戦う日々。
ある日、レベル36の達人と話をする機会があった。彼は言った。「ポケモンGOプラスをゲットすると、世界が変わる」と。定価3,600円、言われるがままAmazonで購入。すぐに届いた。入手困難と言われた発売当初が嘘のようだった。
「ポケモンGOプラス」で人生が変わった
それまで、外の景色も見ず、画面に出現するポケモンにボールを投げ続けていた。「ポケモンGOプラス」を手にしてからは、その必要がなくなった。
ポケモンが現れたり、ポケストップに近づけば「ポケモンGOプラス」が点滅し、振動する。ボタンを押すだけでいい。ポケモン捕獲率は半分程度なので取り逃がすことも多いが、それを割り切ればこれほど便利な道具はない。
スマホをスリープにしても移動距離がカウントされる。相棒のアメももらえる。孵化装置に入れた卵も育つ。いいこと尽くめだ。
結果、歩きスマホをしなくなった。
正直、もっと早く購入していればと後悔した。ポケモンGOをやっているなら、購入すべきだと思う。いまからでも遅くはない。
ただ、電池の消費が止まらないので、モバイルバッテリーも必要になると思う。ぼくは電池の減りに焦り慌てて購入した。
左の乳首が痒くなった理由
上着を着ていた時期は、まだよかった。左ポケットに「ポケモンGOプラス」を入れて、握りながら歩いていたから。
しかし、暖かくなり上着を着なくなった今、「ポケモンGOプラス」は左の胸ポケットに入れている。点滅し、振動する度に、ぼくは左の乳首のあたりを(ポチッ)と押す。
日に百回は押すので、左の乳首が痒くなっている。今も掻きながらこれを書いている。もしかしたら、ニップレスを買ったほうがいいのかもしれない。
しかし、ニップレスの上から(ポチッ)としたら、結局同じことか。
まとめ
レベル40まで、左の乳首が耐えてくれるといいのだが。そんなことを思いながら、ゴールデン・ウィークは、あちらこちらを歩きまわろうと思う。
というわけで、左の乳首のあたりを押しながら嬉しそうに歩いている人がいたら、それはぼくかもしれない。
みなさんも是非!