横浜市西区のマンション(262戸)で建築工事の際に地下基礎部の鉄筋を複数切断していた問題で、管理組合は30日、臨時総会を開き、全5棟の建て替えを決議した。12月に解体に着手し、2020年4月末の完成を目指す。
総会で区分所有者総数の98.9%、議決権総数の99.1%が賛成し、可決した。建て替えの要件として区分所有法が定める「5分の4以上」の同意をそれぞれ満たした。
同マンションを巡っては、16年2月に鉄筋切断の疑いが発覚。その後の調査で29カ所の切断が判明し、販売元の住友不動産が住民側に全棟建て替えを提案。管理組合も昨年5月に承認していた。