ういっす、加々美です。
久々に帰ってきました。
というのも、どうしてもデュエリストとして、違和感と憤りを感じるニュースを見たからです。
それがこのニュース……
どうですか、全国1億2000万人のデュエリストのみなさん!
この苦情が本当に一般人の苦情だとしたら、納めているコストに対して、求めているリターンが大きすぎやしませんか?
コストとリターンについて、日々考えている事を勢いで記事にしてみました。
- そもそもコスト・強い弱いの概念とは?
- 現実でも人はコストとリターンを考える
- 人一人を気分で動かす権利は一般人にあるのか?
- 一般人の影響力を税収で考えた場合
- コストなき、リターンは多様性を奪うので廃止される
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そもそもコスト・強い弱いの概念とは?
デュエリストがプレイするカードゲームには強いカードも弱いカードもあります。
この場合の強い・弱いは単純に攻撃力で考えだと思ってください。
じゃあ、強いカードだけでプレイすればいいじゃん、なんて声もあると思いますが、決してそうではありません。
ここで初代パワープレイヤーこと、海馬瀬戸を例に出しながら説明をしようと思います。
例えば、このオベリスクの巨神兵とアックスレイダーを比べてみましょう。
どっちが戦ったら強いか、なんて数字を見れば分かりますね。
オベリスクがゴッドハンドクラッシャーで、アックスレイダーを一瞬で粉砕する事は間違いありません。
粉砕・玉砕・大喝采間違いなしです。
ところが、仮に今オベリスクの巨神兵がアプリのデュエルリンクスに実装されたとしても、デュエリスト達は皆オベリスクを使うでしょうか……
答えは否です。
ですが、かなり多くの人が課金してでも入手するでしょう
その理由を、アニメ版では最終話までいた海馬社長が説明しています。
「神の唯一の弱点、それは場に召還される為には、三体の生贄が必要な超重量モンスターであるという点」
海馬社長、アテムが神を3体呼び出した後に全く役に立たない忠告をどうもありがとう。
ですが、超強力な神を使役するには、超ヘビーな条件をクリアする必要があるという、カードゲームの一番面白い所を説明してくれています。
だからこそ、デュエリスト達は条件が難しいけど強いカードが出る度に、様々なカードを使ってそれぞれのコストを賄うための策を錬っていくわけですね。
オベリスクの生贄を賄う為に手札や墓地から次から次へとカエルを再生して、神を呼ぶとかどこの田舎の祭りだよ……
現実でも人はコストとリターンを考える
これはデュエリストだけの思想ではありません。
例えば、2000円のランチを食べるか、500円のランチを食べるか。
その時々のお財布事情によって、変えますよね。
他にも受験では、自分の学力がどれぐらいで、どれだけ勉強したらどの大学に行けるか
ある程度学力がある人は真剣に考えて勉強しますよね。
ちなみに、自分は得意分野だけで1年間集中したら、ギリギリ浪人せずに慶應に入れるという判断でした。
遊戯王のおかげで、コストとリターンの意識が高くなっていたので命拾いをしました。
だからこそ、今回の消防隊に対するニュースに対しては強い違和感を感じています。
それは一般人が払っているコストに対して、行使している力が大きすぎる為です。
人一人を気分で動かす権利は一般人にあるのか?
さて、人には権利があり、そして阻害された時には抗議する権利があります。
ところが、抗議される人もまた、権利があるのです。
ここが蔑ろにされているのが、今回の件で気持ちが悪い所です。
人間だもの、お腹は空きます。
さらに隊員は、仕事のギリギリの時間を縫って、食事時間が非常に短いうどんという食事をセレクトしています。
ただのうどん好きかもしれませんが、どちらかというと食事の時間を極限まで短くしたいという意志が働いたのではないでしょうか?
また、何かあった時には命を危険に晒してまでしなければならない危険な業務です。
万全の状態でいる事は義務にも等しいと私は考えます。
つまり、何を言いたいかというと、消防車で言った事はベストではないが、スケジュール上しょうがない行為だったという事です。
文句があるなら、火事に言え、という話です。
え、抗議した人も税金を払っているって?
そこが思い上がりだと私は言いたい。
1円でも払ったら、上下関係が生じると勘違いしているアホが世の中には多すぎる。
一般人の影響力を税収で考えた場合
例えば、平均的な年収400万円と仮定した場合、年間の所得税・住民税は大体26万円。
その後、保険料やら年金やら引かれて、残りの約300万円を使い切っても消費税は22万円程。
更に、この額のうち、一宮市に入る額は半分以下でしょうか……算出が億劫だったり、行動パターンで納税先が変わる可能性もあるので、ここからは(ありえないのですが)全額約50万円が一宮市に納税されたと計算します。
ちなみに問題が勃発している一宮市の平成26年度の税収はなんと、1777億円です。
思ったよりよっぽど大きい!
さて、公共の団体はイメージしづらいので、会社の経営で考えて見ましょう。
会社を思い通りに動かしたいと思った場合を考えると、過半数の株取得が必要となります。
また議決が必要となった場合だと、その人の影響力はあくまで自分の持っている株の割合分しかありません。
20%の株を持っていたら、20%の影響力しかありません。
勿論お金だけは全てでないが、仮に、抗議したのが一般的な一般人だった場合、税収に占める割合を算出してみましょう。
約50万円÷約1771億=0.0003%弱です。
念のため、三回計算しました。
そう、一般人一人の一宮市での影響力は高めに見積もっても僅か、0.0003% です!
一人の苦情なんて、誤差みたいなものなのです。
だから、もし本当に一般人が政治に抗議したいのであれば、
①に影響力の大きい人を巻き込む
②に何万人も集めて抗議する
このどちらかの手法が取られていないのであれば、道理に合いません。
一の例としては、浦安市に東京ディズニーランドから抗議が来たら、聞いて貰えるとは思います。
なぜなら、浦安の公共設備はディズニーマネーで非常に整っていると有名で、ディズニーファンでなくても住みたい町の一つとして名を馳せているからです。
もしかしたら、ニュースにはなっていないだけで、一般人というのは一宮市の産業を支えるドンかもしれませんが、そういう人は忙しくてこんな些細な事に抗議するとは思えないので、恐らく本当に一人の一般人の抗議だと考えています。
名前は出していないにしても晒しあげて、腹が減って力が出ず、火事を消化するという本業にも差し障るリスクを背負ってまで行うべき注意ではありません。
こうした、自分は僅かしかコストを払っていないのに、人の行動を自分の都合の良いように曲げようとする勘違いには対応するだけ無駄です。
生贄一体でオベリスクを出したいと駄々をこねているような物です。
そのような、コスト踏み倒し事件を、俺たちデュエリストは看過できないぜ!
コストなき、リターンは多様性を奪うので廃止される
熱く語ったように、本当に一般人一人のの抗議で行政が動かされるのであれば、これはまさにコストなきリターンである。
あれ、どこかのモデルに似ているような……
禁止カードとなった、「強欲な壷」も「魔導書の神判」も、コストに対してリターンがあまりにも巨大だったため使用が禁じられてしまった。
マジック・ザ・ギャラリング派の諸君にとっては、「ブラックロータス」や「タイムウォーク」などが感覚的に近いと思う。
何故か? それは人々の工夫や多様性を奪った罪深いカードであるからである。
勿論、本当の腐敗や問題には市民は声を上げるべきである。
だが、たった一人の偏った個人的な意見に振り回されるのはあまりにも大げさと言える。
何度も書いているように、コストに対してリターンが合っていない。
100%合理的な意見とは言い切れない以上、過剰に反応するのはおかしい。
GW期間も、学校に、警察に、図書館に抗議の声が吹き荒れるであろう。
だから、そうした立場の人は是非人々の声を聞いて、本当に正しき意見かどうか判断をして欲しいものである。
ではでは♪
加々美でした。
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