待望のGWに突入しましたね!
今年は日並びが良いので9連休なんていうお休みを取る人も多いでしょうね。
競馬の方も今週からG1レースが6週連続で続くという春の豪華版!
その初っ端を飾るのが古馬最高峰のG1天皇賞(春)です。
予想通りというか、キタサンブラックとサトノダイヤモンドの完全なる2強対決という色合いが濃いレースとなりました。
しかし、「両雄並び立たず」という昔からの格言もありますので、果たしてこの2強で決まるのかどうかは?がついてしまうところでもあります。
前回の展望の時にもお伝えしましたが、過去にこのような2強色が強い春の天皇賞というのは4度ありました。
最初の2強対決というのは今から32年前の1985年、あの皇帝シンボリルドルフとシンザン以来の3冠馬ミスターシービーがこのレースで顔を合わせました。
勝ったのは前年の4冠馬シンボリルドルフで、ミスターシービーの方は5着に敗れました。
二度目はトウカイテイオーとメジロマックイーンとの対決で軍配は2番人気の方のメジロマックイーンが勝ち、トウカイテイオーは5着に沈みました。
三度目はナリタブライアンとマヤノトップガンの対決で、勝ったのは3番人気に押されたサクラローレルでしたが、1番人気のナリタブライアンは2着を死守、しかしマヤノトップガンの方は5着に敗退してしまいました。
そして四度目はシルクジャスティスとメジロブライトの対決で、この時も今回と同様に2頭が共に単勝2倍台の完全なる2強対決でした。
勝利を収めたのは3歳暮れから覚醒したメジロブライトの方で、シルクジャスティスの方は4着と敗れ去りました。
こうやってみるとことごとく2強では決まらず、そして不思議と2頭の内、必ず1頭が馬券にも絡まないという歴史が作られてきました。
そういう事実が起こってきた中で、今年は5度目の2強対決が行われようとしています。
でも、そろそろ2強で決まってもいい頃ではないかとも思いますが、やはり今回も歴史は繰り返されるものと思います。
では、キタサンブラックとサトノダイヤモンドではこの3200mという長丁場でどちらが先着するかといえば、やはり去年も勝っているキタサンブラックの方とみました。
このキタサンブラックは逃げても良し、とにかく前で競馬ができて自分でレースを作れるという強みと持久力なり機動力を兼ね備えた規格外の馬といっても良いでしょう。
片やサトノダイヤモンドの方はある程度前にもつけられますが、レースではまずキタサンブラックの方が前にいる確率が高いですし、有馬記念と同様にキタサンブラックをマークするような形でレースを進めなければなりません。
追う立場と追われる立場では、得てして追う立場の方が負けるということが多々あります、菊花賞の時はあくまでも自分の競馬に徹して勝利することができましたが、対照的に2番人気に押されたディーマジェスティの方はなんとしてもサトノを倒さねばならないというプレッシャーの中で戦っていたために逆にそれが仇になり4着に破れてしまったのです。
今回はサトノダイヤモンドが菊花賞の時のディーマジェスティの立場になるわけですから、早めにキタサンブラックを捉えにかかるとゴール前で失速してしまう恐れもあるのではないかと考えます。
結論は、今年の2強対決はキタサンブラックの方が有利とみてこちらを本命に押します。
相手にはサトノダイヤモンドは当然抑えますが、充実一途で絶好枠を引き当てたシャケトラ、堅実な走りをするシュヴァルグラン、今回は気楽に乗れるディーマジェスティ、何かやりそうな予感のさせるゴールドアクターを取り上げます
◎キタサンブラック
○シャケトラ
▲ディーマジェスティ
以下
△ゴールドアクター
△サトノダイヤモンド
△シュヴァルグラン
△スピリッツミノル
△トーセンバジル
本命は連覇を狙う去年の勝ち馬キタサンブラックからの馬単(表裏)と
◎○▲の3連複、3連単フォーメーションで馬券は勝負をしてみます。