横浜花見特集2015 花見弁当レシピもご紹介!
- 2015/03/12 UP!
お花見は、江戸時代に誕生した文化ですが、それに欠かせないものといえば花見弁当です。見た目に華やかで、食べやすく、しかも簡単に作れる花見弁当をシュフワンの飯塚淳子さんが教えてくれました。地元のお花見スポットも紹介。さあ、出かけましょう。
横浜のお花見スポットをチェック!
かわいらしくて彩り豊か
5種の手まり寿司
材料・4人分
米2合、水2カップ、昆布5×10㎝、合わせ酢(米酢1/4カップ、砂糖大さじ1、塩小さじ1)※市販品のす
し酢でもOK、好みの刺身5種類各4枚、薬味(わさび、おろしショウガ、練り梅など)適量、緑のアクセント(木の芽、大葉、キュウリ、芽ネギなど)適量
作り方
❶ 洗った米に同量の水を加えて30分おき、炊く直前に昆布を入れて炊き上げる
❷ 昆布を取り除き、飯台にあけ、合わせ酢を回しかけて、混ぜながらうちわで冷ます
❸ 小さな器にラップを敷き、具材、すし飯(30g程度)を順にのせてラップをつまみ、ひねりながら丸く包む
❹ 最後に、薬味やアクセントをのせて出来上がり
※写真の手まり寿司の具は、上からのせ順に①木の芽、小鯛の笹漬け、カブの千枚漬け②ゆで海老③練り梅、キュウリ、ホタテ④わさび、芽ネギ、マグロの赤身⑤おろしショウガ、イカ、大葉
意外と簡単!
“春”を詰め込んで華やかに
「花見弁当は、フタを開けたときの華やかさが大事。彩り豊かに詰めて、みんなをアッと驚かせましょう。菜の花、フキ、木の芽など、旬の食材を詰めるのもポイント。和食は直置きをしないのが基本なので、菜の花の葉などを敷くのもオススメです。また、串に刺したり、プラスチックの器などに小分けで入れたりすると、食べやすさがアップ。手まり寿司は、ラップに包んだまま詰めると、乾きにくいし、外で食べやすくなります」
飯塚淳子さん
(シュフワン)とは
優れた主婦ワザを讃えるリビング新聞の「SHUFU-1グランプリ」で選出された読者のこと
重ねるだけなのに風味があっておいしい!
春キャベツとサーモンのミルフィーユ
材料・4人分
春キャベツ1/2個、スモークサーモン12枚、玉ネギ(繊維に垂直に薄切り)1/2個、レモン(くし形に薄切り)1/2個、リンゴ酢適量
作り方
❶ 密閉容器(サーモン4枚が並ぶ大きさ)にビニール袋をセットし、キャベツ、玉ネギ、レモン、サーモンの順に3回重ね、最後にキャベツを重ねる
❷ リンゴ酢をひたひたより少し下まで注ぎ、ビニール袋の口をきつく閉めて、冷蔵庫で半日程度漬ける(途中天地を逆にするとよい。漬け加減は好みで)
❸ 漬け上がったら、カットして断面が見えるように、きれいに盛り付ける
串に刺してあるから食べやすい
鶏つくねの花見団子
材料・作りやすい分量(5~6人分)
鶏モモひき肉400g、A(おろし玉ネギ大さじ4、酒小さじ2、しょうゆ小さじ2、砂糖小さじ2、卵小1個、片栗粉小さじ2)、だし汁1カップ、B(酒大さじ1、砂糖大さじ1、みりん大さじ1、しょうゆ大さじ2と1/2)、キュウリ1本、ミニトマト1パック
作り方
❶ ひき肉にAの材料を入れて、粘りが出るまでよく混ぜる
❷ 手で丸く形を作り、スプーンですくって、熱湯でさっとゆでる
❸ 鍋にだし汁を入れて煮立て、Bを加え、①の鶏団子を並べて中火で煮る。鍋をゆすりながら、汁気がなくなるまで煮て照りを出す
❹ キュウリは軽く塩をして板ずりし、1.5cmの長さの輪切りに。ミニトマトはヘタを取る
❺ 鶏団子とキュウリまたはミニトマトを串に刺す
なめらかな口当たりで上品な味
蟹のカステラ焼き
材料・4人分
卵4個、はんぺん1/2枚(80g)、カニ缶1個、三つ葉少々、だし汁1/4カップ、A(薄口しょうゆ小さじ1、砂糖大さじ2)
作り方
❶ ボールに卵を割り入れ、よく混ぜておく
❷ すり鉢にはんぺんを入れてすり、溶いた卵を少しずつ加えながらすり混ぜ、だし汁、Aを加えてさらにすり混ぜる(フードプロセッサーを使う場合は、はんぺん、だし汁、Aをよく混ぜてから、卵を加えて軽く回す)。その後、カニ肉を加えてヘラで混ぜる
❸ 流し缶(小)にクッキングシートを敷き、②を流し入れ、表面に三つ葉を散らす。オーブンを170℃に予熱し、湯を張った天板に流し缶をのせて30~40分焼く
❹粗熱を取ってから、切り分ける
香ばしくてハシがどんどん進む!
菜の花の酒粕和え
材料・4人分
菜の花1束、酒粕100g、A(みそ小さじ2、砂糖大さじ1と1/2、しょうゆ小さじ2)
作り方
❶ 菜の花は水に浸けてシャキっとさせ、穂先と茎に分け、茎から先に入れて、硬めにゆでる(茎の太さにより時間調整を)。冷水に取り、水気を切っておく
❷ 酒粕をグリルで香ばしく焼いて、すり鉢に入れ、Aを加えてすり混ぜる(フードプロセッサーでもOK)
❸ ②に①の菜の花を入れて和える
飯塚さんの花見弁当の定番メニュー!
ふきと油揚げの煮物
材料・4人分
フキ1束、油揚げ2枚、A(だし汁1カップ、酒大さじ3、砂糖大さじ2、みりん大さじ1、しょうゆ大さじ3)、木の芽適宜
作り方
❶ フキは切って洗い、塩をまぶして板ずりをし、熱湯で硬めにゆでる。冷水に取って皮をむき、3~4cmの長さに切る(市販の水煮でもOK)。油揚げは油抜きをして、三角形8等分に切る
❷ 鍋にAを入れて煮立たせ、フキと油揚げを加え、煮立ったら中火にしてフタをする。時々上下を返しながら汁気がなくなるまで煮る
❸ 盛り付けの最後に木の芽をのせる
横浜エリアのお花見スポットをピックアップ!
競馬場跡地の広大な芝生広場で
根岸森林公園
競馬場の跡地に作られた公園。なだらかな丘を覆うように、約350本の桜が咲きます。かつての馬場を思い起こさせるような、広大な芝生広場に敷物を広げたら、さあ、お花見ピクニックの開始! 桜の丘の向こうには、旧一等馬見所(外観見学のみ)も現存しているので、足を運んでみて。
♥アクセス JR「根岸」駅から横浜市営バス桜木町行き「旭台」または「滝の上」下車すぐ ♥所在地 横浜市中区根岸台 ♥入園料 なし ♥駐車場 200台(2時間300円、以降20分ごとに50円。土・日曜、祝日は2時間400円、以降30分ごとに100円) ♥問い合わせ TEL:045(671)3648(横浜市都心部公園担当)
篠原池のほとりで
岸根公園
県立武道館、野球場を有する運動公園です。公園入口にある「篠原池」は、春にはソメイヨシノやシダレザクラが咲く花の名所。池の周囲に設けられたウッドデッキに腰を下ろして、池を泳ぐカモを眺めながらの花見弁当も乙なもの。坂を上った先の「ひょうたん原っぱ」には「ヨコハマヒザクラ」もあるので、園内を散策して探してみて。
♥アクセス 横浜市営地下鉄「岸根公園」駅から徒歩1分 ♥所在地 横浜市港北区岸根町725 ♥入園料 なし ♥駐車場 157台(30分100円、以降30分ごとに100円)※5:00~22:00(入庫は21:00まで)利用可 ♥問い合わせ TEL:045(481)1697(岸根公園管理センター)
菜の花との共演も
横浜市児童遊園地
子どもたちが思いっきり遊べる自由広場や遊具広場のほか、美しい竹林や梅林もあり、四季それぞれの顔を持つ公園です。春には、花畑周辺や小広場を中心に約650本の桜が咲き、のどかな春の日差しがあふれるなか、花の下でお弁当を広げよう。花の時季が合えば、花畑を彩る黄色い菜の花との共演も見られます。
♥アクセス JR「保土ケ谷」駅東口から神奈中バス「児童遊園地入口」下車徒歩5分 ♥所在地 横浜市保土ケ谷区狩場町213 ♥入園料 なし ♥駐車場 50台(30分100円、以降30分ごとに100円) ♥問い合わせ TEL:045(741)1015(こども植物園事務所)
動物たちと一緒に
野毛山動物園・野毛山公園
ソメイヨシノほか動物園・公園合わせて約250本の桜があります。人気者のレッサーパンダやキリンなどを見たら、園内の広場でお弁当タイムに。放し飼いのシロクジャク(写真)が羽を広げた姿を見られるかも! 4/1(水)は開園感謝祭です。入園先着100人にはプレゼントも。
♥アクセス 京急線「日ノ出町」駅から徒歩10分、JR・横浜市営地下鉄「桜木町」駅から徒歩15分 ♥所在地 横浜市西区老松町63-10 ♥開園時間 9:30~16:30(最終入園は16:00) ♥休み 月曜(祝日の場合は翌日) ♥入園料 なし ♥駐車場 なし ※公共交通機関を利用して ♥問い合わせ TEL:045(231)1307