咄嗟のご飯や食事する場所がないとき、夕飯だって忙しくて手が回らずそういうものに手を出しちゃうときだってあるだろう。
でもなんだろう、これを代表的な風景としてCMに取り上げることにものすごく違和感がある。
「ラーラーラーラー♪ずっとゆめーをみてー」なんて歌の中朗らかな笑顔でお母さんとお婆ちゃんと一緒に食卓に座る子供。
いやいやまてよと。そこそんなに喜ぶところか?
それ温めただけだぜ?私の母ちゃんの料理は100倍くらい美味いぜ?
大事なことなので二回言うが、コンビニ飯を全否定するわけじゃない。
頭のいいこれを読んでいる皆様なら察してくれ。
今はおにぎり100円ってことでニコニコしながら青空の下子供と一緒におにぎりを頬張るCMが放送されている。
おにぎりくらいなら私が握るぜ?
ちょっと前は青空の下で子供と一緒にパンを頬張る CMが放送されていた。
いや流石にこんな情景はないと思いたい。
パンなら添加物とカロリーがたっぷりで冷えると油ギッシュさが10倍くらいになるコンビニパンよりもパン屋で買うよね?
子供に食べさせるもんだしね?
出来合いのもの=カロリーが高く味が濃く栄養がない、という価値観が古くさいのかもしれないが、少なくとも食ってその人の身体を構築する上でかなり重要なものだと思う。
小学校の頃のバザーで校長先生がコロッケをうっていたんだけど、そのときのお店の名前は「世界で二番目に美味しいコロッケ」だった。
(細かいことが気になっちゃうフェミニストさんのために言っておくが別にコロッケを作るのは母親でも父親でも良いし母親が料理作るのが下手な場合は例外である。料理上手=良いお母さん!という考えでもない。そんな話をしたい訳じゃない)
味なんて一番じゃなくていいのだ。
忙しい時間と手間をかけて「自分たちの為に」作ってくれる愛情が嬉しいのだ。
それをまぁインスタントに提供されているのにニコニコしている子供の姿に、なんとなくもやもやとするのだ。
まぁ実を言うと私の母親は共働きで睡眠時間も毎日4時間という激務の中食事をきっちりと作ってくれる人だった。
食事だけじゃなくてお弁当もしっかり作ってくれた。冷凍食品を使うことの方がまれだった。
(その分昨夜の晩飯によりお弁当の内容が決まるシステムだったけれど)
だからたまに食べるジャンクフードがイベントのようで嬉しかったのだ。ニコニコしながら食べてたかもしれない。
余談だが、あと幸か不幸か無駄に舌が越えた。
これは本当に幸か不幸かって感じでとりあえず料理が下手な私にとって「美味しいものが作れない」というストレスに繋がったり、今でも冷凍食品の味に違和感を覚えたりする。
コンビニっていうのは、そもそも忙しい人のために時間を売っているところなんだ。 食べ物は専門店よりも品質が低いかもしれないし、お母さんが作る料理よりもまずいかもしれないし...
愛情の押し売りだね 正直、不味い手料理よりコンビニ弁当の方が良いと昔から思ってた 子の為に稼いだ金で弁当買ってんだから、そこで十分義務は果たしてるだろうに
そもそも家族の食事って 「ごちそうさまー」って言いながら素っ気なくどたどた二階に上がり漫画を読み始める子供 「歯磨きしなさいよー」とだけ言ってドラマを見始める母親 こんな...