千日が書く「家の買い方」の指南書とは
どうも千日です。この度、日本実業出版社さんから書籍出版のオファーを受けました!夢だった商業出版です。
わーいわーい(⌒▽⌒)
という事で、今日はブロガー千日が家の買い方の本を出すよという話です。千日と同じく、趣味でブログを書いている人にも多く読んで頂いています。
中には自分の本を出してみたいと思ってる人もいるでしょう。なので、どうやって千日が本を出せるまでになったか?についても書いてみようと思います。
目次
なぜ無名のブロガーが本を出せたか?
家を買うのって多くの人にとって一大事ですよね、人生最大の買い物です。そしてもれなく皆が初心者なんですよね。
これに対して家を売る不動産屋や住宅ローンを売る銀行は当然の事ですがプロ揃いです。家を買うというのは、初心者が百戦錬磨のプロを相手に取引をするという事です。
しかし、インターネットにはどうやって家を買えば良いか?という情報は驚くほど少ないんですよね。
いっぱいあるでしょ?
こう思われる人もいるでしょうが、いっぱいあるのは、全て広告ですよ。無料で提供されるのは全て自分の商品やサービスを売るための情報なんです。
要約するとこうです。
- 最終的に自分の商品が最も優れている事を証明して見せるための、都合の良い部分を強調した情報。
千日も今でこそ『専門家』になりましたが、家を買った当初は初心者でした。そしてインターネットに失望しました。
どこにも肝心な事が書いてない。
家や住宅ローンについて、インターネットで入手出来るのは殆どが広告だったんです。
自分でブログを書くようになって暫くしてから、当時の自分が知りたかった事を、予備知識が無くても理解出来るように、かみ砕いて書いてみたんです。
そしたら、凄く反響があったんです。
『分かりやすい』
『参考になった』
『もっと早く知っていれば…』
今でこそ千日の住宅ローン無料相談.comで相談を募集してますが、募集してないのに、自然とコメント欄やメールを通じて相談されるようになりました。
そして出版のオファーをして下さった日本実業出版社の編集の方もまた、家の購入を考えていてインターネットを検索するうち千日のブログに出会ったとのことでした。
インターネットの力って凄いです。価値あるコンテンツであれば、いつか必ず誰かが見つけてくれるんですよ。
匿名はハンデか?
家を買うのは人生の一大事ですよね。
- そんな重要なことを全くどこの誰だか分からないブロガーに相談する人。
- どこの誰だか分からない人からの重要な相談に答えるブロガー。
うがった見方をすると、この上なく滑稽な光景です。
相談する人には『そんなどこの馬の骨とも分からないヤツに相談して大丈夫か?』なんて声をかけてしまいそうです。
ブロガーの千日を知ってる人からは『そんな一大事に答えるのにメールだけでやって良いの?それに結構手間もかかってるよね?それを無料ってどんだけ人が良いの?』なんて言われそうです。
でもそうならないのは、相手がどこの誰だか分かっていることは、実は大して重要ではないからなんですよ。
これは実際にやってみて分かった事です。『千日の住宅ローン無料相談ドットコム』が成立するのは、中の人が匿名でも、そのコンテンツが真実だからです。
もとより肩書きなど何の意味もないです。実名や顔を出したり、自分のプライベートを切り売りしたりしても、それがプラスになる事はありません。
ふぅん…
で、終わりですよ。
誰も書いていない事が書いてあるか?なんて重要ではない
無名のブロガーが本を出すまでになるのには、よっぽど独創的でクリエイティビティに溢れたコンテンツを発表しなければならないんだろう。
おそらく、このように思われています。そしてそのような文章を書くには天から与えられた才能が不可欠であると。
それは違うと考えています。村上龍氏は著書『13歳のハローワーク』の中で作家という職業についてこう書いています。
作家の条件とはただ1つ、社会に対し、あるいは特定の誰かに対し、伝える必要と価値のある情報を持っているかどうかだ。伝える必要と価値のある情報を持っていて、もう残された生き方は作家しかない、そう思ったときに、作家になればいい。
(13歳のハローワーク 村上龍著より引用)
本を出せば作家かという点には、人によって意見が分かれるでしょうが、作家の定義について語るつもりはありません。
言いたいのは、本を出すのに必要な条件として、誰もが必要と考えてるクリエイティビティの本質についてです。
今まで誰も書いた事の無い奇抜なコンテンツを書くことがクリエイティブなのではありません。また、他の人には無い『自分だけの』文体でもありません。
- 自分だけの
- 全く新しい
そんなものが『生み出される』というのは幻想だと思っています。
自分から出力されるものの源は、生まれてから今までに自分が外から取り入れた物です。
- どこかで見たこと
- 誰かから聞いたこと
から出来ているんです。自分としては全く新しいと思っているかもしれませんが、基本的に全ての文章は受け売りなんです。
程度の差はありますが。
また、『自分だけのもの』というのも幻想です。他の人にとっても『ああ、わかるわかる』と共感されるものでなければ誰も理解出来ませんよね。
本当に自分だけのものがあったとして、苦労してそれを言語化したとしても、それは誰も理解出来ない代物になるでしょう。だってそれは『自分だけのもの』だからです。
倫理学者の内田樹氏は著書の中でこう言っています。
創造というのは、「何か突拍子もなく新しいこと」を言葉で表現するということではありません。
言語における創造性は読み手に対する懇請の強度の関数です。どれくらい強く読み手に言葉が届くことを願っているか。その願いの強さが、言語表現における創造を駆動している。
(街場の文体論 内田樹著より引用)
分かって欲しい、とどれだけ強く願っているか。
そう強く願う何かを持っているか。
これが本当にクリエイティブな文章を書く人と、どこかで見聞きしたことの劣化版を書く人の間にある、根本的な違いであると千日は思っています。
自分にしか書けないこと
私が本を書くにあたっては、ブログを書くのと同じモチベーションです。
- 悪いプロに騙されず、正しい家の買い方を知ってもらいたい。
このテーマについて、多くの人に知って欲しいというモチベーションについて誰よりも高いのがこの千日のブログなんです。
分かりやすい。
こう言って貰う為に心血を注いでいます。だって分からなかったらイミ無いですもん。
書いていることは公表された事実に基づきますし、千日のメソッドは既存の理論から出来ています。これらを『なんとなく分かった』ではなく、バッチリ分かってもらいたい。
頭でわかるだけでなく胸に落ちるような理解を目指しています。
これから書く本もまた、同じです。『自分にしか書けないこと』というのは、本当はこういうモチベーションと、その対象をいうのだと思いますよ。
なので、これから書く本はたくさん売れなければならないのです。
『ブロガー千日太郎』に本を書かせてみませんか?
千日の本はズバリ売れます。これはハッタリじゃありません。『千日の住宅ローン無料相談ドットコム』に寄せられる相談がその根拠です。
相談者は無料だからという理由で相談するのではありません。コンテンツを読んで、相談する価値があると判断したからです。
そういう人達が1,500円足らずの本の代金を出し惜しみするでしょうか?そして目に見えている相談者の背後には、その数十倍から数百倍の数の読者がいるのです。
コンテンツに価値があることは既に実績としてあるから、こういう事が言えるんです。
今後、少なくとも千日がブログを書いている限りは再版と改訂を重ねることになるでしょう。
まとめ
千日が書く本は、売れなければ意味が無いと思っています。それは出版社の収益や千日に入る印税として貨幣になります。
はっきり言ってお金は大スキですよ。幾らあっても置き場所に困ることはありませんし。
でも、もうこの歳になると、お金で買えるもので欲しいものなんて、そんなに無いんですよね。
強いて言えばプレイステーション4でしょうか、元々ゲーマーなんです。ハマり過ぎるので妻が買う事を許してくれないんです(泣)。千日の欲しいものリストを与えたら、更新が止まるのでくれぐれも与えないで下さいね。
話がそれました。
本をたくさん売りたいのは、自分が書くコンテンツを起点にして良いサイクルを回したいからです。
- この買い方が家を買うスタンダードになれば、途中で家を手放さなければならなくなったり、老後破産してしまう人は減るでしょう。
- この買い方が家を買うスタンダードになれば、売り手の側も千日のメソッドを無視出来なくなるでしょう。
- そうすれば、家を買いたい人は、今よりちゃんとそのリスクとメリットを理解して家を買えるような環境になっていくはずです。
千日が目指しているのは、そういう事なんです。
以上、千日のブログでした。
《あとがき》
書籍のオファーをメールで頂いた時は一瞬目を疑いました。でも現実のことなんですよね。これから書籍を出したいと思っている人、家を買いたいと思っている人の両方に参考になればと思い書きました。
記事の中でも触れている千日の住宅ローン無料相談.comもあわせて読んでみてください。全て実際に千日に来ている相談で、記事にしているのはその一部です。
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