祝AppleWatch発売2周年!!「結局、AppleWatchって何ができるの?」のまとめ

Watch

2015年4月24日に発売されたAppleWatchは、ついに発売から2周年を迎えました。
初代→Series 2と購入し、発売直後からAppleWatchをほぼ毎日使っている私にとって、AppleWatchはすでになくてはならない存在になっています。

私にとっては”生活必需品”のAppleWatchですが、「結局、AppleWatchって何ができるの?」と思う人も多いと思います。
確かに、何でもできるiPhoneに比べると、AppleWatchが出来ることは少なく限定的。それでも”なくてはならない”と思わせる「AppleWatchで出来ること」を改めてまとめてみたいと思います。

最近AppleWatchを使い始めたばかりの人や、気になるけど買おうか迷っている人は、是非参考にしてみてください!

通知:メール、LINE、Twitter、Facebookなど、あらゆる通知を即時にチェックできる

Ios10 watchos3 watch notification
[ via Apple Watch の通知 – Apple サポート ]

AppleWatchを使っていて一番便利に感じるのは、やはりこの通知の機能でしょう。
メール、LINE、Twitter、Facebookなどの通知を音と振動で知らせてくれるので、見落としがありません。
(※iPhoneなどと同様に”マナーモード(消音モード)”の設定ができるので、振動のみでの通知も可能です。)

通知の内容(メールのタイトルや、LINEのメッセージ内容の一部など)も表示されるので、すぐに返事が必要な内容か、それとも後で返事をすればいい内容かを判断することができます。
返信が必要であれば、そこでiPhoneを取り出して返事を書くこともできますし、音声入力や定型文での返信、絵文字のみでの返信であればAppleWatchから対応することもできます。

大事なメールやLINEを見落とすことがなくなるのはもちろん、スパムメールなど重要ではない通知の場合に毎回iPhoneを取り出して確認する必要がなくなるという点も重要なポイント。
iPhoneをバッグの中にいれて持ち歩いている人も、通知を気にせず過ごせるので安心です。

AppleWatchアプリを提供していないアプリの通知も届くので、例えばソーシャルゲームのスタミナ回復といった通知もiPhoneと同様に届きます。
ゲームをやっている人には嬉しいですよね。

AirPodsと組み合わせることで、電話の着信も快適に!

Airpods call

AppleWatchの発売当初から最重要な機能だった「通知」ですが、唯一不満だったのが電話の通知。
着信内容は表示されますが、AppleWatchで電話を受け取ってしまうと、AppleWatchのスピーカーとマイクでの応答になるため、会話の内容が周囲に丸聞こえになっていました。
電話に向かって話しかけるのも、ちょっと恥ずかしいものがあります…。

その不満を解消してくれたのが、昨年末に発売されたApple製のワイヤレスイヤホン「AirPods(エアーポッズ)」
AirPodsを使っていれば、AppleWatchで着信を受けても自動的にiPhoneやAirPodsと連携し、AirPodsで通話をすることができます。

今のところこの連携が使えるのはAirPodsのみ。
AirPods以外のイヤホンにも適用してほしい機能ですが、当面その予定は無さそうなので、AppleWatchだけではなくAirPodsも”なくてはならない存在”になってしまっています。
完全にApple信者ですね…(笑)。

Apple Pay:「電車に乗る」「お店で買い物する」をスマートに実現!

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昨年10月に、ついに日本でも利用可能になったAppleの電子決済システム「ApplePay」。
モバイルSuicaやおサイフケータイなど、ガラケーでも使えた機能と大差はないのですが、ずっと未対応だったiPhoneに採用されたことで怒涛の勢いで普及しています。
Apple Watchも最新機種である「Apple Watch Series2」がApplePayに対応しており、これが非常に便利です!
(初代のAppleWatchや、廉価版のAppleWatch Series1ではApplePayは利用できません※アプリ内決済など一部を除く)

特にSuicaを”エクスプレスカード”に設定することで非常に手軽に使うことができます。
AppleWatchであれば、カバンやポケットから取り出す必要もないし、iPhoneを持たずに身軽にジョギング中などでも使えるので、iPhone版のApplePayよりもAppleWatchでのApplePayの方が便利だと思います!

ただし、AppleWatch版のApplePayとして、いくつか注意点もあります。

一番大きな問題は、「iD」「QUICPay」で決済をしたあと、「カードが利用できません」というエラーが表示される不具合。
(※エラーが出てしまうと、エクスプレスカード設定のSuicaも使えなくなってしまうため、改札も通過できません。)
エラーが出た場合は、サイドボタンをダブルクリックしてApplePayを起動しなおすとエラーが解消されるので、そこまで困ったことにはならないのですが、地味にめんどくさい不具合です…。

また、AppleWatchがロックされた状態での動作は、ちょっと変わった仕様になっています。
AppleWatchを手首から外すとパスコードによるロックがかかりますが、ロックがかかってから5分間はロックを解除しなくてもエクスプレスカードを使うことができます。
おそらく、改札に引っ掛かった場合など駅員さんに処理をしてもらう際を想定した機能だと思うんですが、仕様を理解していないと「ロック状態でApplePayが使える?」「使えない?」と混乱してしまうので、覚えておきましょう。

なお、ApplePayにどのクレジットカードを設定するかも悩みどころだと思います。
既に持っているカードとの兼ね合いや好みの問題もありますが、ポイント還元やキャンペーンなどでのお得さを優先するならdカード」「dカード GOLDがおすすめで、便利さで言えばエクスプレスカード設定が使える「Suica」がおすすめです。
Suicaに紐づけるカードは、オートチャージに対応しているViewカードを使うとより便利で、その中でも実質年会費無料のビックカメラSuicaカードがベストだと思います。

My applepay

ちなみに、私は「dカード GOLD」「SuicaビックカメラSuicaカードと紐づけ)」の両方を設定しています。

詳しくはこちらの記事でもまとめているのでチェックしてみてください。

コンプリケーション:文字盤に情報を表示する

Complication

AppleWatchの”アプリ”は、まだまだ市場が小さく、これといったキラーアプリも無いのが実状です。
iPhoneと比べると画面が小さく複雑な操作には不向き、またiPhoneとの通信がBluetoothで低速なこともあり、アプリでの処理に時間がかかる点も不満です。そもそも、アプリの起動自体にも結構時間がかかってしまいますしね…。

こういった制限が大きいため、アプリ市場はあまり成熟していません。
(AppleWatchアプリでは広告を表示できないため、無料アプリで勝負できないとうい開発側の制限も大きそうです。。)

ただ、「アプリ」には目立ったキラーアプリは無いものの、アプリの一部の情報を文字盤に表示できる「コンプリケーション」は非常に使い勝手のよい機能だと思います。
文字盤の種類によって表示できるコンプリケーションの大きさや数、デザインは異なりますが、時刻以外の様々な情報を自由にカスタマイズすることができます。

AppleWatch文字盤は、左右にスワイプすることで切り替えることができます。
自由にコンプリケーションを組み合わせた文字盤を用意し、スワイプで切り替えて使うことで、AppleWatchはより便利になりますよ!

コンプリケーションの設定例

私の現在の文字盤はこんな感じ。3つの文字盤を使い分けています。

IMG 4254
①メインで使用している文字盤:モジュラーの文字盤に「日付」「カレンダー」「アクティビティ」「Yahoo!天気」「天気」を設定。
デジタルクラウンを回して”タイムトラベル”することで、スケジュールと同時に天気予報をチェックすることができます。
「Yahoo!天気」と「天気(プリインストールされているAppleのアプリ)」を並べて置くことで、天気予報と降水確率(お天気アイコンの周囲の円グラフが降水確率を表しています)、気温を同時にチェックできるので便利です。

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②情報チェック用の文字盤:モジュラーの文字盤に「Power2」「駅.LOCKY」「タイマー」「和暦Watch」「ワークアウト」を設定。
常にチェックしたいわけではないけど、良く見る・良く使うものを置いています。

「Power2」はiPhoneのバッテリー残量をチェックできるアプリ、「駅.LOCKY」は最寄駅の電車の発車時刻をカウントダウンしてくれます。


「タイマー」「ワークアウト」はAppleの標準アプリで、どちらもアプリを起動させるランチャーとして使うことが多いです。
「タイマー」アプリはSiriでの起動も便利で、コンプリケーションでカウントダウン表示をしてくれるので、なんだかんだで一番よく使うアプリかもしれません。

「和暦Watch」は、実は私が開発したアプリなんですが、コンプリケーションに和暦(平成○年)を表示するだけのアプリです。
とっさのときに「あれ、今平成何年だっけ?」と思うことが良くあるので、ここに設定しています。

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③オフの日用:フォトアルバムの文字盤にコンプリケーションは無し。

AppleWatchはアプリを使いこなすのではなく、文字盤とコンプリケーションの組み合わせを自由にカスタマイズして、自分好みの使いやすい文字盤を作ることで、グッと価値が上がるデバイスだと思います。
是非、自分仕様の文字盤を作りこんでみてください!!

アクティビティ:運動習慣についての意識が高まる!

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[ via Watch – Apple(日本) ]

初代AppleWatchのラインナップに「AppleWatch Sport」があったり、スポーツブランドのNikeとのコラボレーションモデル「Apple Watch Nike+」を販売したりと、「スポーツウォッチ」としての印象も強いAppleWatch。
エクササイズを記録する「ワークアウト」や、ワークアウトも含めた毎日の消費カロリーや運動習慣を視覚化してくれる「アクティビティ」と、プリインストールされているアプリもエクササイズをサポートするものが多いです。
心拍数センサーがある点や、Series2のみですがGPSを搭載しているのも、スポーツウォッチとしての性能を高めています。

もちろん、本格的なスポーツをする場合やアスリートが使う場合は専用デバイスの方が良いとは思います。
でも、「ダイエットをしたい」「健康のために運動習慣を持ちたい」といった、軽い気持ちで生活にエクササイズを取り込みたい人にはAppleWatchの機能はぴったりだと思います。

特に、「アクティビティ」アプリは効果的で、毎日の「ムーブ(消費カロリー)」「エクササイズ(運動した時間)」「スタンド(立ち上がった回数)」の目標が目に見えることで、”運動意識”が高まります。
「毎日30分走ろう!」とか「毎日腹筋100回!」といった目標は三日坊主になりがちですが、「あと10kcal消費したら今日のムーブ達成するからちょっと歩こう」と意識をさせられ、無理せず”ちょっとだけ運動することを心がける”という生活が送れるようです。
(※私もまだあまり使いこなせていませんが、watchOS3では上記の3つの目標に加えて「深呼吸」を促して精神的な健康にも気を使ってくれるようになりました。)

毎日目標を達成していくことで記念のエンブレムを集めるコレクションゲーム的な要素もあり、これもまた運動習慣に貢献してくれています。
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”ダイエット”という意味で成果が出ているわけではないんですが(涙)、AppleWatchを使うことで”運動を意識する”ができているのは間違いありません!
目標は自分で変更することもできるので、より積極的なダイエットを目指したい!といったカスタマイズも自由ですよ。

アクティビティ系のアプリに関してはサードパーティ製のアプリの開発も活発で、純正のアクティビティアプリにはないコミュニティー機能が充実したNike+ Run Clubを筆頭に、様々な運動に対応したアプリがあります。
是非、自分にあったものを探してみてください!

※「ヘルスケア/フィットネス」カテゴリーのAppleWatch対応アプリのランキングはこちら→AppleWatch向けアプリランキング -健康/フィットネス-

Macのロック解除:AppleWatchでMacに自動的にログインする

Macos sierra unlock computer with apple watch
[ via Apple Watch で Mac のロックを自動解除する – Apple サポート ]

Macユーザーなら地味に便利なのが、この”ロック解除”機能。
比較的新しいMacでしか使えない(Mid 2013 以降の Mac)んですが、ログインの手間がなくなるのはかなり便利です。

使ってみると”一瞬でログイン”とはいかず、微妙なタイムラグがあります。
正直、ログインにかかる時間そのものは、パスワードを入力する場合とそこまで変わらないと思います。(むしろ、手入力した方が早い時すらあります。)

ただ、その時間画面の前でじっと待っておく必要はないので、例えば「iPhoneで作業しながらMacのスリープを解除→自動ログインの処理中もiPhone側での作業を継続→ロックが解除されたらMacでの作業に移行」とやれば効率は明らかにアップ。
Macのロックが解除されたらAppleWatchに通知が届くので、スムーズにMacでの作業に移行することができます。

最初にいろいろ設定をしないといけないのがちょっと面倒なんですが、対象のMacを使っている人は忘れずに設定した方が良いとおもますよ!
※設定の手順はこちら→Apple Watch で Mac のロックを自動解除する – Apple サポート

再生中:AirPodsの足りない機能を補完するリモコンとして最適!

Watch music
watchOS 3の新機能として追加された「Dock(ドック)」機能。
お気に入りのアプリを高速に使えるために用意された機能で、アプリを起動するランチャーであり、アプリの一部情報を表示するビューワーでもあります。
この「Dock」にある「再生中」という画面が非常に便利なんです。

「再生中」は単独のアプリは無く、コンプリケーションも無く、Dockにだけ存在する画面です。
機能はシンプルで、iPhone側で現在再生中のアプリをコントロールすることができます。

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例えば、「ミュージック」アプリであれば曲のタイトルやアーティスト名を表示。再生/一時停止を切り替えるボタンと、次のトラック、前のトラックへのスキップボタンがあります。
音量は「+」「-」ボタンでも調整できますが、デジタルクラウンを回すことでも調整することができます。

「ミュージック」のアプリに比べると「再生中」のアプリでできることは非常に限られていますが、Dockからいつでもアクセスできるので音量調整などのちょっとした操作なら「再生中」を使う方が便利かもしれません。

さらに、「再生中」はAppleWatch版のアプリを用意していないアプリでも使うことができます。
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「Spotify」や「Amazon Music」などの定額制音楽アプリ、最近私がハマっているオーディオブックアプリの「Audible」など、様々なアプリで「再生中」アプリは利用可能です。
「Audible」の場合はスキップボタンではなく、「30秒戻る」「30秒進める」になるなど、アプリに応じて適切な操作ができるのも魅力です。

しかも、この「再生中」はAirPodsのリモコンとして使うのにもピッタリなんです。
AirPodsは、有線イヤホンである「EarPods」と違い、再生/一時停止や音量調整に使えるボタンがありません。
Siriを使って音声で操作することはできますが、電車の中などでSiriを使うのはかなり抵抗ありますよね…。

そんな時、AppleWatchの「再生中」を使うと、iPhoneを取り出すことなくサクッと操作ができます。
”通知”のところでもふれましたが、AirPodsとAppleWatchはお互いを補完する機能が揃っていて、組み合わせて使うことで便利さが格段にアップする設計になっているようですね。


以上が、私の思う「AppleWatchで出来ること」です。

逆に、これらの機能にピンと来ないのであれば、AppleWatchを買ってもあまり満足できないかもしれません。
「iPhoneと同等のものを手首に装着して、アプリを駆使していろんなことができる!」と期待してしまうと、現在のAppleWatchはとてもそこまでの性能ではないのが実状です。

ただ、2年間AppleWatchをほぼ毎日使ってきて思うのは、AppleWatchを身に付けることでiPhoneを触る時間が格段に減るということ。
情報のチェックはサクッと手元で行えますし、iPhoneを持たなくても、音楽を聴きながらジョギングをして、途中で買い物をすることもできます。

スマホ依存時代に”手ぶら”でいることができる。
この感覚を持てるのが、AppleWatchを使う最大のメリットだと感じます。

最近AppleWatchを使い始めたばかりの人や、気になるけど買おうか迷っている人には、是非この”手ぶら”感覚を味わってほしいと思います!

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