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今年初 トキのひな誕生 いしかわ動物園 

今年初めて誕生したひな=石川県能美市のいしかわ動物園で(同園提供)

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 いしかわ動物園(石川県能美市)は29日、飼育繁殖に取り組んでいる国の特別天然記念物トキのつがいから、今年初めてのひな1羽が生まれたと発表した。ひなの誕生は8年連続で、6月までの繁殖期間中にこのほかも順次産卵、ふ化する見通し。

 同園によると、29日午後3時ごろ、6歳の雄と5歳の雌のつがいが産んだ卵から人工ふ化したのを確認した。体長約9センチ、体重は58.8グラム。体調なども問題ないという。

 今年は29日現在、非公開の3組のつがいが3月下旬から4月下旬にかけて計10個の卵を産み、うち3個が破卵したり発育を中止したりした。残る6個と一般公開されているつがいが産んだ1個が人工ふ化中で近くかえる予定で、さらに産卵する可能性も大いにある。

 国の繁殖方針では親鳥による自然ふ化、自然育すうを目標とする。同園でも人工ふ化後は親鳥の抱卵行動などの状況をみながら判断していくという。 (田嶋豊)

 

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