最高のGW日和。
私は恒例の朝の駅頭挨拶を中断し、選挙区内を回ってポスター貼りをさせていただいている。

今更キレイごとを言って“いい人”ぶるつもりは毛頭ないが、このポスター貼りがとても勉強になる。

私の選挙区は「千葉1区」と言って千葉市の中核である「千葉市の中央区・稲毛区・美浜区」である。私がもう20年近く住んでいる地区となり、フジテレビにアナウンサーとして勤めているときから、ずっとこの地区で住んできた。
私にとってとても大切な場所であり「地元」と呼ぶにふさわしい場所だ。

と、思っていたし、そう考えていた。

事実、駅に立っていても、馴染みの方に声をかけて頂ける。
色んな場所に行っても「あぁ…ここは子供を5歳のころに連れてきたことのある場所だなぁ」とかさまざまな思い出がよみがえる。少なくともこの地域が「どのように生活し、どのスーパーが安く、雨の日は子供がどこで遊ぶのが良いか」など、ある程度の知識はあるはずだ。

と考えていた。

しかし、千葉1区には合計でおよそ50万人の方が住んでおり、それらの方々を私はほとんど知らない。実際に駅頭で挨拶をしていても、ほぼ無視される。特に朝は。

が、選挙区内の全駅で駅頭挨拶をしていて、また、各所を回り、ポスター貼りをしていると、本当に
「千葉1区に住んでいる方々の生活」
に触れ合えている気がする。

特にGWは、高齢の方を中心に在宅率が高く、ポスター貼りのお願いのためにピンポンするのもとてもスムーズにお願いできる。庭先で雑草を取っている方、奥さんと談笑しているお父さん。大騒ぎしている子供たち。
20年近く住んでいるのに、私は千葉1区について、ここまで詳しく見てこなかったことが分かった。

思っているよりも自分の選挙区は広い。
そして、たくさんの人が住んでいる。

ちなみに、昨日は中央区の南道場町や東千葉を巡ったのだが、落ち着いた閑静な住宅街が点在しており、本当に住みやすい環境が整っていた。全然知らなかった。そういう方に、ご挨拶を出来るだけでも収穫があるというものだ。

選挙は選んでもらわなければ意味がない。
自分を選んでくださる方々を知ることはとても大切なこと。

ポスターのお願いであっても駅頭の挨拶であっても、先輩議員たちが通ってきた道には一つ一つ意味がある。まだ選挙に出たい、と表明してからわずか2カ月半だが、色んな勉強をさせてもらっている。ありがたいことだと思う。