■昨年、都市部を中心に感染が拡大した「梅毒」
国立感染症研究所は今年1月、昨年1年間の梅毒感染者が4518人(速報値)となり、42年ぶりに4千人を超えたと発表。
平成22年は621人だったが、27年までの5年間で4倍に急増した。
■どうやら現在も感染が拡大しているらしい
国立感染症研究所によると、先月26日までに報告された今年はじめからの患者の数は1013人。
都道府県別では東京が323人と最も多く、次いで、大阪が147人、神奈川が61人
これは、いまの届出方式になった1999年以降で最多だった去年の同じ時期の1.3倍と、過去最も速いペース。
特に若い女性の患者が急増
昨年1~11月の患者の傾向を分析したところ、約3割が女性で、うち約半数が20代。
当初流行の中心は男性同性愛者だったが、最近は若い女性の患者数が突出して増加している。
全国の女性感染者は、2010年から2015年までの5年間で5倍に
■梅毒とは?
皮ふや粘膜の小さな傷から「トレポネーマ」という病原菌が侵入して感染する病気。
男女ともに症状は同じで、「感染から3週間後、3カ月後、3年後」と変化していくため、進行状況によって4期に分かれる。
第1期、第2期では、しこりやバラ疹などが現れるが、痒みや痛み等の症状はほとんどなく、出来てから数週間で消えてしまう 。
しかし当然、病気が治ったわけではない
第3期、第4期(感染してから3年以上)になると、治療を行わなければ神経が麻痺する症状や大動脈炎など、健康に危険をきたす。
妊婦の場合は死産や流産の恐れもあるうえ、HIVを合併感染する可能性も高くなる
第一選択薬はペニシリン系抗菌剤で、ペニシリン系にアレルギーがある場合はテトラサイクリン系やマクロライド系の抗菌薬を服用。
昔は不治の病とされて怖がられていたが、1940年代以降のペニシリンの普及で治療できる病気となっている。
早期治療すれば完治できる病気
■ではなぜ梅毒が恐れられているのか?
感染力は非常に強く、HIVなど他の性病と比べても非常に強い。
感染経路
主な感染経路は「性行為」で、感染者とコンドーム無しのセックス、口によるオーラルセックスなどをすると、高い確率で感染。
1回の性行為での感染率は15~30%とも
性行為以外でも、口に梅毒の病変部分がある場合はキスでも感染するなど、感染部位と粘膜や皮膚が直接触れることでも感染する。
感染してからしばらくは自覚症状も少ないため、知らず知らずのうちに感染拡大を引き起こしてしまう事が多い。
自分やパートナーがいつの間にか”感染源”に…
恐ろしいですね
■感染拡大の原因
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