基地県外移設考えるシンポジウム
アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設工事が進められる中、基地の県外移設の可能性について改めて考えるシンポジウムが開かれ、全国のすべての自治体を候補地として議論し、それぞれの候補地で住民投票などを行い、移設先を決めるべきだなどとする提言を採択しました。
宜野湾市で開かれたシンポジウムは、普天間基地の県外への移設を改めて考えようと、名護市辺野古への移設に反対するグループが開き、およそ200人が集まりました。
大学の研究者や学生らによるパネルディスカッションが行われ、「県外移設というと基地負担を押しつけるのかという批判があるが、日米安保体制が必要だと言うなら本土も負担すべきだ」といった意見が出されました。
また、「アメリカ軍基地に対する賛成、反対の意見を超えて、基地が集中している沖縄の差別的な負担は解消されなければいけない」という意見も出されました。
そのうえで、県外への移設を実現するために、全国のすべての自治体を候補地として国民的な議論を行い、それぞれの候補地で当事者意識をもって住民投票などを行い、移設先を決めるべきだなどとする提言を採択しました。