北アフリカにおける、イスラム過激派集団の脅威が増大しているとの報道をよく見かけますが、テロの脅威にさらされている国の一つはアルジェリアで、アルジェリア首相のabdel malik salal が、アルジェリアの隣接国にはテロ集団を抱えるものが多く、また他国に対して野心を抱くものがある(おそらくこの部分はモロッコを指すと思われる)として、アルジェリアのリビア、マリ、ニジェール、モロッコとの国境が閉鎖されていることを認めた由。
これを報じるal arabia net は、現在アルジェリとの国境が開かれて活発な通商等が行われているのは、チュニジアだけだと報じています。
これは、同首相が、中央アルジェリアの最南端でニジェールと国境を接している地方を訪問した時に、国境閉鎖に抗議する商人たちに対して、答えたところで、経済的問題は理解するも、現在はアルジェリアの安定と治安維持にとって極めて重要な時期で、これらの地域には過激なテロ集団が潜んでいるとした由。
記事はさらにこれらの地域は、「イスラム・マグレブのアルカイダ」、al tauheed運動、ジハード団等が活動しているとしています。
これらの勢力は砂漠や山岳地帯の広範な地域を支配し、活発な密輸等を行っている由。
最近、これらの勢力がマリとニジェールからアルジェリアに浸透し、アルジェリアの奥深くで、アルジェリアの過激派の活動を利用して、テロ活動を行おうとしたとの複数の報告がある由。
このため専門家は、これらの国境は長期間閉鎖されるだろうとみている由。
https://www.alarabiya.net/ar/north-africa/2017/04/28/لماذا-أغلقت-الجزائر-حدودها-مع-عدة-دول؟.html