“オシャレな服”って一体どういうものでしょうか。
有名ブランドのもの、流行のデザイン、高級な素材を使ったもの・・・
その基準はたくさんあると思いますが、ぼくが考える“一番オシャレな服”は『自分の身体のサイズにフィットしているもの』だと思います。
まぁ当たり前ですね。ブカブカやピチピチでは見た目も悪いし、その服本来の機能性も損なわれます。逆に、サイズが自分にぴったりあっていると「ちゃんとしてる感」がぐっとアップしてお洒落に見えます。
今回はスーツのお話。
大人になってオーダースーツを作って着るようになりました。初めて作って着たときに「今までのスーツは身体にあってなかったんだな」と瞬時に感じ、以来ずっとオーダーしたものを着ています。
先日、新調しましたのでその魅力やポイントなどをまとめてみました。特に新社会人になられた若い方にもおすすめできますので、2着目のスーツはぜひオーダーしてみてください!
“オーダーメイド”というと高級品っぽい響きがあって敷居が高そうなイメージですが、全然そんな事ありませんのでご安心を!
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オーダースーツの種類
まずはその種類について。
一言でオーダースーツといっても大きく分けて3種類あります
1.フルオーダー(およそ20万円~)
よく映画やTVでお金持ちがテーラーで仕立てているイメージのやつです。フルオーダーはその名の通り、一人ひとり採寸し、そこから型紙を起こして作るスーツを差します。型紙を作り、職人(テーラー)が手作業で作るため、当然手間隙が非常にかかる一点もの。価格も数十万円が当たり前の世界です。
これはちょっと手が届きませんね。サクッとあきらめましょう。
2.イージーオーダー(およそ3万円~)
生地を自分で選んで、縫製工場にある型紙の中から自分の体型に近いものを選び、微調整を加えていくタイプものです。ベースとなる型紙がすでにあること、工場でマシンメイドによって作られることで、低価格を実現しています。また各種オプションにも対応していて、仕様を細かく指定して自分好みのスーツを作ることができます。
3.パターンオーダー(およそ2万円~)
すでに出来上がっているスーツを元に、できる範囲でサイズを調整していくもの。大幅な変更はできません。ほぼ既製品と変わらないので、少しばかり面白みに欠けます。
ざっくりですが、こんな感じです。今回は自分好みのスーツを安価で作れるイージーオーダーについて話を進めていきます。
オーダースーツをおすすめする理由
①体型に合わせられる
冒頭で述べたとおり、オシャレな服とは身体にフィットしていることです。オーダースーツであれば既製品が合わない体型の人でも大丈夫。
- 身長が高い/低い
- 太っている
- 痩せている
- 太ももが太い
- 腕が長い etc.
といった既製品ではカバーしにくい体型の人にとって、オーダースーツという選択はもっとも適しています。ぼくは肩幅が人より広いため、既製品のスーツでは襟の後ろにシワが入ってしまうという悩みがありました。特にスポーツをやっていた方などは、こんな悩みを持ってる人は多いのではないかと思います。
そうした悩みも一発で解消できます!
②価格が安い
これは結構意外と思われる方もいるかもしれませんが、(イージー)オーダースーツと、百貨店などで売られている既製品のスーツとほぼ同価格帯です。
もちろん、使用する生地によって価格は大きく変わってきますので一概には言えませんが、オーダースーツと既製品では、同じ価格であればどちらが満足感が高いかは考える余地は有りません。
しかし極端に安いイージーオーダーのスーツは縫製が中国の工場だったりするので、なるべく国内縫製のものを選ぶと失敗が少ないです(生地によって縫製工場が異なる場合が一般的です)
③こだわりを詰め込んだカスタマイズができる。
オーダースーツを作る最大の理由はこれですよね。
好きなようにカスタマイズできる点です。スーツという画一化されたスタイルに自分だけのこだわりをたくさん詰め込む。これこそオシャレの醍醐味でもあります。
- 時計をつけるから左袖だけ5mm短く
- ボタンは水牛の角や貝などの天然素材を使う
- ポケットはシャープさを出す為にスラントポケットにする etc.
など、細かな仕様変更が可能です(一部有料)既製品では実現できない自分だけの一着を作ることができます!基本的には仕事で着るものなのでやりすぎは禁物ですが、こうしたちょっとしたディテールへの配慮が「こなれ感」を左右します。大事です!
ぼくが毎回指定している仕様は以下のような感じです。
本切羽
通常ですと袖口のボタンは「開きみせ」で外れないようになっています。しかし本切羽(ほんせっぱ)にするとボタンを開閉できます。1つ外して着るのがなんだかかっこいい(決して全部外してはいけない)
パンツカフス(裾):ダブル(4cm)
パンツの裾の部分を折り返したものを「ダブル」と呼びます。ぼくは必ずこれをやっててます。この幅も自由に決められます。シングルよりも少しカジュアルな印象。
幅は少し太めの4センチ。明るい色柄の靴下を合うと思います。こちらもこなれた感じでけっこう好み。
だいたいいつもこの2つは必ずお願いして、後はそのときの気分でボタンやポケットの形を変えたりといった感じ。あまり奇抜なのはやりませんが。
今回は春から着るので裏地をデーハーにしました!
めっちゃブルーです。
裏地ですから、たまにチラ見せする程度なので冒険してかなり明るめ。夏場でも背抜きは着ないため、ジャケットを脱ぐと全面的にブルーですw
グレンチェックに水色のラインが入っていたので、それにあわせた裏地にしました。明るめのグレーなので爽やかな印象ですね!大満足!
このように、着るシーズンや作ったときの気分によって細かくカスタマイズできるので、既製品とはまた違った楽しみがあります。
今回作ったスーツはだいたい4万円くらいです。決して安くは無いものの、一般的なスーツくらいの値段だと思いますし、体に合わないものを着るよりもはるかにコスパは良好。
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仕事着で“遊ぼう”
たとえ仕事で着るスーツであっても十分オシャレを楽しむことが可能です。自分だけのお気に入りを作ることで、気持ちも自然とアガりますし、周りにも好印象を与えること間違いなし。こうして遊び心を入れて楽しむのってすごく大事だと思います。
スーツを着ると3割かっこよく見えるといわれますが、オーダースーツならさらに1.5割増しくらいになるはず。きっと女性にもモテますよ(多分ねw)
特に若い方にオーダースーツを知ってもらいたいですね。意外と気軽に作れるお値段です。気分が上がるような一着をぜひ自分のセンスで作ってみてください。
仕事にも遊びにもより打ち込めるはずです!!