私はお酒をやめたアルコール依存症者である。
お酒をやめる事=「断酒」には本当に沢山のメリットがあり、それは身体的な健康であったり、または金銭的な問題からの開放であったりする。
そして題記の「子供の笑顔がたまらない!」もその一つである。
またこれは「子供がかわいいのは当たり前!」という、そこの貴方にこそ伝えたい事でもある。
貴方は理由はともかく「お酒がやめたくて」ここに辿り着いたのではないだろうか?
それでは早速、そんな貴方の断酒の一助となるべく「お酒をやめたら子供の笑顔がたまらない!」について進めさせて頂くとする。
その気持ちはアルコールが作り出している!
こんな気持ちになることはないだろうか?
- 「我が子なのに憎たらしい!」
- 「自分の子供がかわいくないなんて俺は大丈夫か・・・」
結論から述べよう。
貴方自身が「なぜだ?・俺は大丈夫か?」と感じているこの「ちぐはぐな気持ち」は全てアルコールが作り出しているのだ。
本来、いや絶対に、本心から我が子を憎む親など誰一人としていない。
この貴方が感じている不条理な気持ち・感情こそが、アルコール過剰摂取の特筆すべき弊害の一つなのである。
そしてこの事は、その他の「全ての対象についての感じ方」でも同様である。
- 根拠の無い「劣等感」
- 根拠の無い「不安・絶望感」
- 根拠の無い「怒り・悲しみ」
そう、貴方が今感じている気持ちには全く「根拠」「事由」が無いのである。
もっとも、仮に思い当たる節があったとしても、その事自体を作り出しているのもまた同じくアルコールである。
しかし、アルコールが原因ゆえに解決方法が一つだけある。
聞きたくないかもしれないが「断酒」これしかない。
「そんなこと分かっている!」
「くだらない事かくな!」とお叱りをうけそうだが、ここは少しだけ我慢して読み進めて頂きたい。
「やめられない」と思う気持ちもアルコールが作り出している
ここまでの話を要約すると「アルコール過剰摂取で全ての対象についての感じ方・受け取り方が根拠の無いものとなる」という事なのだが、これはお酒をやめる事=「断酒」についても同様である。
今貴方は「お酒をやめるなんて無理・できない!」と思い感じるかもしれないが「なぜ故、そう思うのか?」と問われたら真に返答できるだろうか?
- 「一般的にそう言われているから・・・」
- 「断酒が困難なのは当たり前!」
返答例としては色々あるだろうが、これまで貴方が見聞きしたアルコール依存関連の情報自体が貴方と同じく「未だアルコールに感情コントロールされている人」の言動から作られたものだと考えたら、その情報自他も何の根拠もないのではないだろうか?
もちは餅屋。アルコールはお酒をやめたアルコール依存症者に聞けである。
そこで私は断言する。
「断酒は易しい!」
いや、私とてアルコールに感情コントロールされていた時は貴方と同じく、断酒なんてできないと思っていた。
しかし、完全にアルコールの支配から逃れた今、断酒当初を振り返ってみて思う。
真実としての「断酒」は易しかったのだ。
あっ。
「おとーさん、おとーさーん!」
子供が笑顔で私を呼んでいる。
私は今「子供の笑顔がたまらない!」これが真実である。
ーENDー