読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

英語ど~するの?

NO ENGLISH NO LIFEなサイト

「ドンマイ」を英語で言うとDon't mind.ではないってどういうこと?

f:id:engproject:20170429153528j:plain

この記事を読むと
「ドンマイ」の英語表現が分かります。


● いつもありがとうございます、あさてつです。



日本人は「ドンマイ!」が大好きですよね。それこそ老若男女、だれでも使っている愛すべきフレーズです。



またこの「ドンマイ」という表現、スポーツでチームメイトがミスをしてしまった時に使ってあげると、落ち込んでいる相手の気持ちを和らいであげられます。ぜひどんどん使いたいものですよね!


ところで「ドンマイ」とはどういった意味なのでしょう?ちょっと調べてみました。

【ドンマイ】

ドンマイとは英語"Don't mind"からきた言葉で、英語同様「気にするな」「心配するな」という意味で使われる。ドンマイは主に野球などスポーツで失敗した仲間を励ます言葉として使われたが、後に職場や学校など様々な場面で人を励ます言葉として使われるようになる。


なるほど、「ドンマイ」とは英語のDon't mindから来ているわけですね。っておや?「註」が添えられてありますよ。

註1)ドンマイの元となる"Don't mind"。意図的にドンマイと読んだ【和製英語】なのか、英語発音の"t"・"d"が聞き取れないためドンマイとなったカタカナ英語なのか不明なため両表記しています。

へ?【和製英語】ってどういうこと?Don't mindって英語じゃないか。


ちょっと疑問に思ってさらに調べてみたらとんでもないことがわかっちゃったんです!

Don't mindという表現は英語にない?

f:id:engproject:20170429153911j:plain

なんと私たちが慣れ親しんでいる「ドンマイ」、てっきり英語のDon't mind.からきていると思っていたんですが、こんな表現には英語にはないということが判明したのでした!



なんと...ちょっと軽くショックです。



どうやら「ドンマイ」は【和製英語】であり、英語にはないとのこと、通常英語でDon't mind「許可」をお願いされた場合などで「私は気にしません」「私は構いません」という意味で使われるんです。例えば、



A: Would you mind if I smoked here?
「ここでタバコを吸っても良いですか?(=私がここでタバコを吸うことを気にしますか?)」

B: No. I don’t mind.
「いいえ、構いません」


というふうに使うんです。


もし外国の方に「ドンマイ」を使ったら?


では外国の方はこの「ドンマイ」をどういう意味に捉えるのでしょう?



A: I failed the last exam.
「この前の試験、不合格だったんだ」


B: Oh…don’t mind!
「そっかぁ...ドンマイ(=私はあなたが不合格でも構わないよ!)



お~い!全然励ましてないじゃないか(笑)!


と日本人が考えていることと全く真逆なニュアンスを相手に与えてしまうんです。こわいですね~!


つまり英語のDon't mindは「【私は】気にしない」というニュアンスになるんですね。

では英語での「ドンマイ」は?


では英語表現で「ドンマイ」ってどう言えば良いのでしょう?


やはり適切な英語表現というものがありますのでご紹介します。

Don’t worry about it

f:id:engproject:20170429153725j:plain

これがベストの表現です。意味は「気にしないで」でバッチリ。よく聞く表現です。


例 

Hey, don't worry about it.
「まあ、気にすんなよ」


Don't worry about it too much.
「そんなに気にしないで」

Shake it off


このフレーズはTaylor Swiftの曲にも「Shake it off」がありますね。やはり「気にすんなよ」というニュアンスで使うことができるんです。


例 落ち込んでいる友人に対して

Shake it off! Switch your mind!
「気にすんな!気持ちを切り替えろ!」

Next time!


これもずいぶん前向きな表現です。「次は上手くやろう!」を相手の気持ちを奮い立たすときに使われるんです。

It’s not a big deal / No big deal


これもDon't worry about it.と同じくらいの頻度で使われる表現です。「そんなのたいした事じゃないよ」というニュアンスを出すことができて、相手を励ましますよ。


It’s not a big deal. Snap out of it! 
「そんなの大した事じゃないよ。はやく立ち直れよ!」


あとがき

f:id:engproject:20170429153421j:plain

さて今回はいかがだったでしょうか?私たちが普段なんでもなく当然のように使っている表現が、実はとんでもない表現だったなんてことはよくあること。


ぜひ正しい英語表現を身につけてくださいね!


また会いましょう。