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今回は「ビタミンB3・C・D欠乏症」のご案内です。
ビタミンは摂取量が微量でも、物質代謝の潤滑油として、重要な働きをしています。
食事の内容に偏りがあると、欠乏症にかかってしまいます。
欠乏症にならないためにも、食事は好き嫌いせず、色々なものを食べるようにしたいですね。
ビタミンB3・C・D欠乏症
ペラグラ(ナイアシン欠乏症)
ペラグラはナイアシン(ビタミンB3 ともいう)が欠乏すると起こります。
手や足の甲に紅斑があらわれて、日数とともに次第に褐色へと変色してきます。
また、口腔、舌、尿道、腸などに炎症ができたり、不眠、ソウ状態、食欲不振、錯乱状態、無力、興奮、知覚異常などの症状があらわれます。
これにはビタミンBの補充が必要です。
多く含む食物は、マグロ、サンマ、サバ、アジ、カツオ、たらこ、牛レバー、豚レバー、豚ロース、鶏ムネ肉、大豆、玄米、卵など。
ビタミンC欠乏症
ビタミンC欠乏症になると、初めは足のふくらはぎの筋肉が、ひきつるような痛みを覚えます。
症状が進んでくると、次第に肌に点状の出血がでてきたり、歯ぐきがはれて出血を伴うようになります。
なお悪化してくると、鼻血が出やすくなったり、歯ぐきに潰瘍ができたり、眼底出血、骨膜下出血なども起こりやすくなります。
このような出血がつづくと、貧血になってしまいます。
このようなときには、ビタミンCを多く摂取する必要があります。
ビタミンCを多く含む食物には、ピーマン、ブロッコリー、ホウレンソウ、メキャベツ、イチゴ、コマツナ、甘柿などがあります。
ビタミンD欠乏症
ビタミンDが欠乏すると、成人の場合は骨軟化症になります。
発育盛りの子供が欠乏すると、成長の過程で骨の石灰化が進まず、くる病にかかりやすくなります。
対策として、ビタミンDを多くとることが必要ですが、
太陽光に当るだけでもかなり効果があるといわれています。
しかし、ビタミンDのとりすぎは、過剰症になって下痢となるので注意を要します。
ビタミンDが多いものは、レバー、しらす干し、カツオ、イワシ、シイタケなど。
以上が「ビタミンB3・C・D欠乏症」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。