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 食品加工のフジ日本精糖の2017年3月期の営業利益は前年より35・3%減の6億円となった。健康志向の高まりや少子高齢化の影響で、家庭での砂糖の使用量が減り続けているためだ。

 トウモロコシのでんぷんを使ってつくる、より安価な「異性化糖」などへの代替も進み、厳しい状況が続いているという。お茶や無糖飲料の流行などから、砂糖を液状にした「液糖」の消費も落ち込んだ。

 同社は砂糖の消費減を補うべく、砂糖からつくる機能性素材事業に力を入れている。整腸作用があり、ダイエットに効果があるといわれる食物繊維の「イヌリン」や、切り花に栄養を与える「キープ・フラワー」などの製造や拡販に努める。

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