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岐阜郡上八幡駅が開業当時の面影に 長良川鉄道
郡上市の長良川鉄道郡上八幡駅で昨年十月から進められていた改修工事が完了し、二十八日に竣工(しゅんこう)式があった。駅舎の外観を一九二九(昭和四)年の開業当時の姿に復元。市の観光拠点の機能も持たせるため、新たに観光案内所を設けた。 木造平屋の駅舎は二〇一五年に登録有形文化財となり、歴史的価値が認められたが、観光案内の機能に乏しく、老朽化も目立ってきた。こうした課題解決のため、市が約一億八千万円を投じて改修に取り掛かった。 駅舎は過去に屋根などが修繕されており、今回の改修で屋根をひし形の模様を敷き詰めたように仕上げ、開業当時の面影をよみがえらせた。喫茶コーナーも新設。駅舎に隣接するトイレを改築し、駐車場は十九台分から四十八台分に広げた。 竣工式には長鉄や地元の観光、商工関係者ら約七十人が出席。長鉄社長も務める日置敏明市長は「観光に訪れる人たちにランドマークのように利用してほしい。にぎわいの拠点として盛り上げていきたい」と抱負を述べた。 (稲垣時太郎) PR情報
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