(作)大塚英志(画)田島昭宇 巻数:全24巻
掲載:月刊少年エース他
こんな人におすすめ
・サスペンスホラーが好きな人
・グロ耐性がある人
『多重人格探偵サイコ』あらすじ
元刑事の主人公、小林洋介は恋人を猟奇殺人犯に殺されたショックから他の人格が出現する。
そこから次々と猟奇殺人事件が続き、小林のもう一つの人格である雨宮一彦は探偵となり、事件の真実に迫っていく。
※以下ネタバレ要素を含みます。
かなりグロいので注意が必要
あらかじめ注意しておきますがかなりグロいのでグロ耐性がない方には正直、オススメ出来ない。
全体的に美麗で繊細なタッチのイラストだが、同時にグロ描写もエゲツない(笑)
私的に「なるたる」よりキツイ。
主人公の肉体と人格
▽久保田拓也
主人公の肉体の名前。
20年前、科学グループ「学窓(ガクソ)」の『プログラム人格実験』において人体実験に使われていた肉体。
▽小林洋介
戸籍上の名前でもあり、警視庁捜査一課の刑事として活躍していた。自分が多重人格である事に気付いていなかった。 恋人を失い感情が爆発し、この人格は消滅した。
▽雨宮一彦
小林の人格が消滅してから出現した人格。
自分の過去の記憶がない。常に冷静で無表情。 実は20年前のプログラム人格実験で学窓より作られた『プログラム人格』である。
また、他人に人格を転移できる特性をもつ。
▽西園伸二
かなり凶暴な性格。
雨宮の人格が表に出ていても、任意で出現する事ができる。
小説と合わせて読みたい
実はこの漫画は小説版も発売されている。
ただやっかいなのは【漫画で描かれていない部分を小説で描いている】という所。
作者が意図的にそのようなスタイルにした様だが、ご存知の通りこの漫画はサスペンス漫画なので完璧に謎を解明したい人は小説も合わせて読まないとダメ(笑)
そうしないと色々と矛盾点が出てきます。
最後に
何度も言いますが...
グロいけど絵はかなり美麗です。
まずは一巻だけ読んでみて、無理かどうか判断して下さいね(笑)
よく、こういう系統の漫画って情報を一コマにごちゃごちゃっと詰め込みがちだけど、この漫画はスッキリしていて読みやすい。 多重人格の根源である科学グループ「学窓」の真相が明らかになっていく度にゾクゾクッとなる事間違いなし!
おしまい!