発射台の間近まで行かなくても、ロケット打ち上げの様子をこれまでにない臨場感で楽しむことができそうだ。
ロケットが宇宙へと飛び立つ様子が360度動画で初めてライブ配信される。
米航空宇宙局(NASA)は4月18日、国際宇宙ステーション(ISS)への補給物資を載せたカプセルとともに無人ロケット「アトラス」をフロリダ州ケープカナベラルから打ち上げる様子を360度動画で生配信する。打ち上げ予定時刻は現地時間の午前11時11分(日本時間の19日午前0時11分)。動画はその10分前に始まり、ロケットが見えなくなるまで配信される。
発射台の周囲、ロケットから100メートルほど離れた場所に4台の魚眼レンズカメラを設置し、耐爆性の箱に入ったコンピュータが映像を縫い合わせて360度の全方位動画を提供。1分ほどのタイムラグが生じるという。
動画はNASAの公式YouTubeチャンネルで配信される。
「発射台からの360度の眺めを体験できるなんて素晴らしいことだ」とロケットメーカーUnited Launch Alliance(ULA)のプログラムマネジャー、バーン・ソープ氏は語る。「バーチャルリアリティ(VR)ヘッドセットを組み合わせれば、これまでに見たこともないような新しい視点を得ることができる」と17日の記者会見で同氏は語った。
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