日本の植民地支配下にあった朝鮮半島から動員された「徴用工」の問題に取り組む韓国の市民団体は28日、国会で記者会見し、徴用工を象徴する像をソウルの日本大使館前と釜山の日本総領事館前に設置すると発表した。それぞれ慰安婦を象徴する「少女像」の横に建てるほか、南西部の光州駅前の広場にも1体建てるという。
市民団体によると、徴用工像は高さ約3メートル、幅約1・5メートルの石像で、当時の苦痛などを表現する。設置時期は今年8月15日を予定しているという。団体の代表は記者団に「日本の蛮行が伝わるようにしたい」と述べた。
これに対し、韓国外交省は28日、徴用工像の設置について「外交公館付近に造形物を設置するのは、外交公館の保護と関連した国際礼譲と慣行の側面から望ましくない」とのコメントを出した。(ソウル=東岡徹)
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朝日新聞国際報道部