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今からでも間に合う『アイドルタイム・プリパラ』のススメ

2017年3月末で2014年から展開されていた『プリパラ』が放送終了しました。
4月4日からはそんな『プリパラ』の続編として新たに『アイドルタイム・プリパラ』が放送開始したので「今からでも間に合うよ」ということで宣伝しておきます。『けものフレンズ』の脚本を担当された田辺茂範氏も今作から脚本で参加されるそうなので見てください。よろしくお願いします。

■そもそも『アイドルタイム・プリパラ』って何?

タカラトミーアーツとシンソフィアが共同開発した女児向けアーケードゲーム及び、そのアーケードゲームを原作に展開されているタツノコプロ制作の女児向けアニメのことです。
アニメもゲームも基本となるストーリーは同じで、「プリチケ」と呼ばれる特別なチケットを手にした子なら誰でもアイドルになれて、どんな夢でも叶えられる夢のテーマパーク「プリパラ」を舞台に、少女達が「神アイドル」というアイドルの頂点を目指して「自分だけのアイドル活動」に奮闘します。
本記事は主にアニメの宣伝のために執筆しているためゲームについては割愛しますが、アニメの制作を手がけているタツノコプロとタカラトミーアーツ&シンソフィアは良好な関係を築いている事や、前作『プリパラ』の際には「アニメで再登場を果たしたキャラクターが期間限定でその週のうちにゲームにも再登場する」をやっていた事を考えると、『アイドルタイム・プリパラ』はそのうちゲームとアニメの連動性を意識した動きを見せてくると思いますので、気が向いたらプレイしてみてください。オンデマンド印刷でプリントされるプリチケはこの世に一つしか無いものなので結構嬉しいですよ。

■で、『アイドルタイム・プリパラ』ってどんな話?

簡単にまとめれば「「神アイドル」の真中らぁらとプリパラアイドルに憧れる夢川ゆいの二人の少女が、アイドル活動によってオープンしたばかりのプリパラを盛り上げていく」という話です。
本作の舞台となるパパラ宿は物語が始まる直前までプリパラが存在せず、「女子は男子のプリパラ、略して「ダンプリ」で男性アイドルを応援するのが普通!」で「そもそも女子のアイドルなんてはしたない」という空気感のある街。プリパラが大好きなゆいは周囲からは当然のように「変わり者」として扱われているのですが、そんな彼女の元にプリチケが届いたことと、神アイドルのらぁらと出会った事をきっかけにアイドルデビュー! みんなにプリパラを知ってもらって、ライブをする場所しかないプリパラを盛り上げるために「みんな友達!みんなアイドル!」を胸にアイドル活動に奮闘します。
『探偵オペラミルキィホームズ』の森脇真琴監督が監督を努めているので全体的な色合いとしてはコメディが強く、連続性はあるものの基本的には一話完結なのでいきなり見ても大丈夫だと思います。

■見どころは?

いくつかありますが、何と言っても物語でしょう。
本作がコメディ色の強い作品であることは事実ですが、しかしながらその根底にあるものは非常に重いものです。
今作の根底にあるものは前項でも少し触れましたが「空気感」です。「プリパラは男子がやるもので、女子がやるものではない」「女子はダンプリのアイドルを応援するもの」という空気感が存在するパパラ宿は「プリパラでアイドルをしたい」と考えるゆい達のような少女にとっては逆境そのものです。
またゆい達の通っている私立アボカド学園は全寮制で、風紀委員が常に目を光らせ、地獄耳で監視しているため、「プリパラでアイドルがしたい」と言ってもアイドルとして活動することはままなりません。「プリパラを盛り上げたい」と考えているゆい達は、まはその「空気感」に立ち向かう事になります。そうした空気感を作り出している存在として君臨しているのが風紀委員長であり、私立アボカド学園の理事長である大神田川ババリアですが、彼女達も一筋縄ではいかないキャラクターであるため、彼女達にまずはプリパラの魅力を知ってもらうところから始めなければなりません。また女子がアイドルデビューをガンガン果たしていけばダンプリの盛り上がりにも影響が出てくることも予想されるので、プリパラVSダンプリも考えられるところです。
このように「パパラ宿のプリパラ」は周囲を取り巻く環境が環境なだけに、ゆい達の戦いは苦労しそうですが、この辺りを重さを損なわないように配慮しながらもコミカルに見せていくのが本作の最大の見所です。

また毎週の見どころとしてはライブパートがありますね。
タツノコプロ渾身のCGで描かれるライブパートは美麗ですし、物語に合わせて徐々にアップデートされていくのも面白いところです。現在はまだ三人チームでのライブはありませんが、三人で一つのものを作り上げた瞬間とその喜びで胸がときめく彼女達の姿が楽しみですね。

■推しアイドルは?

え、STG(スタイリッシュ・タフ・ガイ)のめが兄ぃ……という冗談は置いておいて、既にアイドルデビューが確定している組としては「虹色にの」でしょうか。
運動神経抜群なキャラクターなので、「なぜプリパラでアイドルをするのか」「どんなアイドルになるのか」が気になりますね。その運動神経の高さを活かしたダンスパフォーマンスには期待したいところです。
全キャラクターということならタッキー……。「足が生えていてオカマ口調で喋る炊飯器」とか言っている意味がまるで分かりませんが、出てきてすぐに異常なキャラの立ち方をしていて見ていて面白いです。なんなんでしょうね、タッキー。
またダンプリで活躍している三人組アイドルチームの「WITH」も気になります。一体彼らはどんなライブをやってくれるのでしょうか。注目です。

■最後に

キッズ向けアニメなので放送時間は火曜の夕方17時55分からですが、あにてれしあたーやニコニコ動画でも一話と最新話は配信中なので、今からでも見てください。

あにてれしあたー:アイドルタイム・プリパラ
ニコニコ動画:アイドルタイム・プリパラ

夏にサマーライブツアーで大阪と東京でライブもやるのでよろしくお願いします。

■最後に その2

前作の『プリパラ』を見たほうがいいかでいうと、特に見なくても問題ないと思います。
ただ「らぁらがどうやって神アイドルになったのか」も含め、「このスタッフに本気で作らせるととんでもないものを作る」ということが分かるので、見ておいて損はしないと思います。全部で140話ありますが、1話から38話、39話から89話、90話から140話で大きな話には一区切りついているので、140話もある長編作品の割には見やすい方だと思います。個人的には12話ぐらいまで一気に見るのがオススメです。

おわり。
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