無料スクリーンショット共有サービス Gyazo を3年越しで有料版(Gyazo Pro)にしてみた
こんにちは、編集部のYuta Morishigeです。
編集部ですがデザイナーも兼務しています。
Gyazoを無料で3年間使った私が有料版 Gyazo Pro にしたまとめを書いていきます。
目次
Gyazo とは
Gyazoとは、スクリーンショットを一瞬でWebにアップロードし、他人と共有できるツールです。
このGyazoというツールは無料で使えて非常に便利で、特にインターネットを介した仕事では非常に重宝します。
無料版 Gyazoの利用例
よくある利用シーン
- 文章や写真の修正・校正をピンポイントで伝える
- Webページで気になった部分だけを切り出してシェアする
- ファイルを確認してもらいたいがファイルサイズが大きすぎるときに要点のみシェア
インストール方法と使い方
Gyazo の公式ページでソフトウェアをダウンロードし、インストールをすればすぐに使い始めることができます。
ショートカットで即撮影・即共有ができるのでここが一番の魅力でしょう。
しかもアカウントを作成せずにも利用できます。
ショートカットはWindowsだとデフォルト設定では [Ctrl+Shift+C] で起動できます。MacではChrome拡張機能を利用するか、Spotlightで呼び出す方法が素早いです。
ドラッグアンドドロップでカンタンに撮影できます!
撮影するとWeb上に自動でアップロード!これをシェアするわけです。
このように、無料の機能だけでも十分活用できるので、今も無料のまま使い続けている方がほとんどです。
(私は無料版を3年ほど使っていました。)
GIF動画も撮影できる Gyazo GIF も使える
GyazoをインストールするとGIF動画を撮影できる「Gyazo GIF」というソフトも同時にインストールされます。
こちらはWindowsだとデフォルト設定で[Ctrl+Shift+G]で、MacだとChrome拡張機能とSpotlightで起動になります。
無料版では10秒間撮影することができます。
さくっとアニメーションを撮影・共有したいときに便利です。
今まで撮影した画像を検索できる
このように検索ワードを入れると今まで撮影した画像もすぐに探せます。Gyazoでは撮影したWebページのタイトルやウインドウの名前を自動的に取得して保存しているので、そのテキストを検索しています。
もともと標準であるスクリーンショットだとファイルとして保存しなければならないので、フォルダの中を整理しないとぐちゃぐちゃになってしまいます。
整理の手間や名前を付けるなどの作業を考えると、時間短縮につながるので重宝しています。
ただし、無料版では過去に撮影したスクリーンショットは画像のリストからはアクセスが制限される仕様になっています。また、アカウント作成をしていないと画像リストは利用できません。
有料版Gyazoを使ってみた
無料でもこれだけ便利なGyazoですが、有料版だとどうなのか実際に講読して試してみました。
私が講読するに至った理由は、業務でWebページ情報を修正したり、デザインを参考にしてもらったりする際に、コメントやマークをつけた状態で共有したいと思っていたからです。
ローカルで編集すると保存して、編集して、再アップロードして共有になるので、非常に手間がかかっていました。
今回はこの改善のためにワンストップでできるGyazo Proにアップグレードしました。
無料版と有料版の違い
調査した結果、下表のような違いがありました。
無料 | 有料(Pro) | |
---|---|---|
画像の保存期間 | 無期限 | 無期限 |
画像リスト閲覧 | 最新10件まで | 利用可能 |
検索機能 | 利用可能 | 利用可能 |
マルチログイン | 利用可能 | 利用可能 |
コレクション作成 | 利用可能 | 利用可能 |
パスワード保護 | 利用不可 | 利用可能 |
動画キャプチャ | 最大7秒 | 最大60秒 |
広告表示 | あり | なし |
価格 | 無料 | 月額390円※ |
※月間プランでは月額490円
課金までの手順
まず、Gyazo Pro のページにアクセスし、「今すぐ講読する」と書いてあるボタンをクリックします。
(※無料登録は済ませている状態です。)
クリックすると「支払い方法を選択」が出ます。
私は今回、「年間払い」を選択しました。
今回はクレジットカードで支払いをすることにしたので、カード番号等の情報を入力し、「講読」ボタンをクリックします。
画像リストページに画面遷移したら、この「Thank you!」のバナーが表示されます。
とてもカンタンでした!
まずは一番やりたかった「ドローイング機能」
キャプチャしてアップロードされた画像をブラウザ上でそのまま編集できる「ドローイング機能」です。
これがやりたいがために有料版にしました。
アップグレードする前にこのポップアップがずっと出ていて、Proの無料トライアルで利用したのですが、非常に便利だったので、さっそく使ってみました。
矢印、四角形、文字、自由お絵かき、色変更と、必要最低限のシンプルな機能でUI的にもわかりやすいですね。
こんな風に記事のライティングで解説するときにも使えますし、他人に画面の使い方を教えるときにも大活躍です。
色はスポイトもできるので、ちょっと情報を隠したいときとかに同じ背景色で塗りつぶすとキレイに隠せます!これは使えそう。
(白や黒の四角形で塗りつぶすとあからさまで、あとダサくなってしまうので…。)
検索機能をフル活用
有料版では画像をOCR(文字認識)して検索できたり、その文字をコピーできたりする機能があるので、さっそくやってみました。
「札幌」と書いてある画像を前に撮影したことがあって、検索してみたのですが、見つかりませんでした。
有料版にしたばかりの段階では、まだ文字認識を終えてないということでしょうか。
何にせよすぐには利用できなかったので、少し残念です。
普通に画像タイトルでは検索できたので、そこまで不便な感じはありませんでした。
検索結果が見つからなかったときにカオナシが出てくるのですが、愛らしいですね。ジブリと提携しているのでしょうか?
パスワード保護機能を試してみた
GyazoはURLさえ分かれば誰でも閲覧することができるので、社外の方などとやりとりをする際は、セキュリティ上の観点もあり、パスワードを付けたい場合があります。
この暗号部分は 2の128乗 の可能性があるため、
340,282,366,920,938,463,463,374,607,431,768,211,456 通りものURLが存在しうることになり、第三者が推測することはほぼ不可能です。
引用 - 自分の画像は他の人にも公開されますか? - Gyazo ヘルプセンター
とはいえ、公式でも解説があるようにURLで特定することはほぼ不可能なので、あまり必要なさそうな気もしますが、念には念を入れたいという方向けでしょうね。
画像ページで南京錠のアイコンをクリックすると「画像のパスワード保護」のポップアップが出現します。
パスワードを設定して「ロックする」でカンタンに設定できます。
実際に他人にGyazoのURL渡して、ロックを解除するときはこのような画面になります。
読者のみなさま向けにパスワード付きの画像キャプチャを用意したので、気になる方は試してみてください。
パスワードは「masurawo」になります。
(画像は私が中学生のときにペイントで描いた絵です。)
結局 Gyazo は有料にすべきなのか
個人的には仕事でスクリーンショットを使う場合は有料にした方が業務効率化につながると思うので、おすすめはしたいです。
ただ、「キャプチャするだけじゃん」という感覚だと年間4,680円は高いような気もしますが、ソフトウェア業界をもっと盛り上げたいので、しっかり投資してあげたいと思います!
デザイン関係、Webライティング関係、ディレクション業務などで働かれている方にはメリットが大きいと思います。
そもそも無料版を知らなかった、有料版にしようかな、という方はGyazoのページにアクセスしてみましょう。
それでは良いゴールデンウィークをお過ごしください。
※この記事はGyazoをフル活用して作りました!