つい先日、結婚式を挙げた友達が居るのですが、式の日程は去年から聞いていたので
今年初頭くらいから、ぼんやりと「着物で行こうかなー」と思っていたのですよ。
ただですね、わたし、大人になってからいわゆる「礼装」仕様の着物を着たことがなくて、「ちゃんとした着物」を持ってないんですね。
そもそも、私が前職(日本料理店での女将時代)で着ていた着物って、
飲食店用の「ユニフォーム」として作られているものなので
素材的にも柄的にも、あまり季節を問わないものでした。
一応カタログ上では、季節感のある素材や柄の着物も展開されているんですけど、
着用して通勤するわけではないし、店側としては出来るだけ少ない数で年中着回せた方がいいわけで
通年使える柄の小紋、あるいは無地を選んでいましたし、
帯に関しても夏冬で素材を使い分けるということはしていませんでした。
寒さ対策・暑さ対策は、着物そのものよりも「中(インナー)」で対応し、
寒かったら袖付きの襦袢着るし、なんだったらヒートテック着るし(袖はまくるが)、暑かったら普通のインナーに「うそつき衿」(↓)で対応、といった案配。
で、冒頭の話に戻るのですが
友達の結婚式に着物で行こうかなーとぼんやりと思い、かと言ってそのために誂えるほどの予算はないので
着物レンタル365というところを覗いてみたんですけど
留袖・色留袖・訪問着・振袖・卒業袴・色無地・小紋 (と、産着・男着物)
っていうカテゴリがありましてね。
留袖、振袖、色無地、小紋は、除外するとしても (いやまあ未婚なので振袖も着れるっちゃ着れるけど私今年35歳ですし)
色留袖と訪問着って、着る時のシチュエーション的にどう違うの???
というところを、今までちゃんと掘り下げたことがなかったので、改めてちゃんと着物を学ぼう、という気になりました。
結論から言うと、今回のように、友人として結婚式に参加する場合には訪問着でいいそう。
種類分け的には
【五つ紋黒留袖】
既婚女性の第一礼装で、お母さん、親族、仲人婦人が着用する装い。
【色留袖】
既婚・未婚女性の礼・正装。
一つ紋付で訪問着よりもややフォーマルになり、三つ紋付で親族以外の知人の結婚式、または、正式の慶びの式典に出席する場合に。
五つ紋付で黒留袖と同格の第一礼装。
とのことなので、じゃあ色留袖でもいいんじゃ??と思うんですけど、ここが着物の奥深さと言うか、日本のしきたりの奥深さというか、めんどくささと言うかで、
主賓ではなく、ゲストとして結婚式に呼ばれている場合、
色留袖は紋の数が多いほど格が高くなるので、ゲストが五つ紋を着ることはマナー違反にあたります。
三つ紋や一つ紋であれば訪問着と同格になるので、本来は問題ありません。
ただし、色留袖は実際には身内のお祝い事に着用されることが多いもの。
決して親族限定の着物というわけではないのですが、色留袖を着ているとどうしても親戚側にみられがちであるのも事実です。
正解はひとつではありませんが、年配の方が多く出席される結婚式ではまわりにも気を配る必要があります。
迷ったら未婚で若い方であれば振袖を、訪問着をお持ちであれば訪問着を選ぶなど、できるだけ親族女性の格を超えない装いを意識するとよいでしょう。
ー色留袖は結婚式に着ていける?立場別でみる選び方のポイントよりー
これ↑に限ったことじゃないんですけど、着物について調べれば調べるほど、
「決してダメっていうわけじゃないんだけど、普通はやらないかなー」みたいな暗黙の了解が、着物の世界ではひじょうに多いことを知ります。
逆に、「一応ルール上はこうなってるんだけど、最近はそこまで厳密じゃないよー」と、のんびりしているとこも多々あって、
そのへんの「実情」は、硬派な着物関連の書籍やwebサイトよりも、「yahoo!知恵袋」とかのほうが断然リアルかつタイムリーで参考になり、「へえー!」の連続です。
ちょっと話が脱線しましたが、↑の「色留袖」に対する社会通念的に、こりゃあもう、訪問着を着て行ったほうが無難なのだなと思い、結果的に訪問着を着て行きました。
ちなみに訪問着とは
【訪問着】
未婚、既婚を問わず着られ、紋を付ければ色留袖と同格。
紋が付くと、かしこまりすぎてしまい、着る場所が限られてしまうので、格式高く着るのではなければ紋はなくてもかまいません。
結婚披露宴やクラス会、お見合い、お茶会、他家への訪問、はたまた園遊会出席まで社交的にな場面にはぴったりです。
とのこと。
また、訪問着とよく似た「付け下げ/付下げ/附下(つけさげ)」というのがあって、
【付け下げ】
未婚、既婚を問わず着られ、準礼装に近い着物。
訪問着とほぼ同格のものとされます。
紋が入ればさらに格は上がり、紋が入ると、街着としてはふさわしくありません。
友人の結婚披露宴やパーティー、クラス会や、茶会、他家への訪問、観劇など、正式な場や少しあらたまったお出かけの時に着用します。
お子様の入学式や卒業式にも良いでしょう。
また、柄付けが簡単なものはあまり重たい印象はなく、街着としても装えます。
とのこと。
んで「訪問着」と「付け下げ」の違いはなにかというと
付け下げと訪問着は見た目が良く似ていますが、訪問着の方が格が高くなります。
生地を染める時点でその違いがあり、訪問着は、上前から下前まで柄が続いていて、胸、袖の裁ち目の部分も柄がきれいにつながる様にできていて、オクミにも柄が入っています。
付け下げは、反物の状態で、着た時に模様がすべて上を向くように描いたものです。
ただ、
付け下げと訪問着は見た目はよく似ていますが、もともとは、裁ち目に柄が渡らない柄行だったため、付け下げは訪問着より簡単なものとされていましたが、現在では訪問着とさほど変わらないものもあります。
さらに
付け下げの柄付けに付け下げ小紋というものがあります。
小紋柄を染め上げたもので、小紋と付け下げが合わさった感じです。格でいうと小紋と同格になりますので、わりとカジュアルな位置づけですね。
上前のオクミ線で柄をつなげた付け下げを、付け下げ訪問着といいます。訪問着に近い位置づけになります。
左から:付け下げ、付け下げ訪問着、付け下げ小紋
と、このように、「現在では訪問着とさほど変わらないものもあります」(>付け下げ)とか、
「付け下げ訪問着」とか言われると、
私のような素人には見分けるのがなかなか難しく、
実際に、最近ヤフオクとかメルカリとかでリユースの着物をよく見てるんですけど、
とくに「訪問着」と「付け下げ訪問着」の違いは、明記されてないとぱっと見は分からないことが多いです。
あ、あともうひとつ、それこそyahoo!知恵袋で拾ってきたんですが、訪問着と付け下げの違い
もう一つの見分け方としては、訪問着は八掛(裏地)が表地と一緒に作られます。共八掛といい、裾の見えるようなところは表と同じ生地で、柄も入っていたりします。
これも附下も、同じ色で八掛をそろえ、ぱっと見、共八掛に見えることもあります。
とのことです。
とまあ、友達の結婚式での着物選びをきっかけに、
改めて着物を学ぼうという気になったわけなんですが
それに伴い、先月、復習をしに着物の着付け教室に行ってきました。
表参道の「くるり」と同じビル内に、「wanocoto」っていう、着付けをはじめとした「和のレッスンスタジオ」があるんですけど
初級・中級・上級・インストラクターを目指す着付けコースのほかに、1回から受講可能な「90分マンツーマンのプライベートレッスン」ってのがありまして、それを受けてきました。
マンツーマンなので、そのぶん割高にはなりますし、単発90分ではありますが、
以前習ってたけど間が空いちゃってちょっと忘れた、みたいな人ですとか、
どうしても上手くいかない部分をピンポイントで教わりたい人にはちょうどいいかと。
ちなみに私は土曜日に受けに行ったので、休日料金の+1000円で計9000円でした。通常はマンツーマン90分8000円です。
>>> 着付けレッスン概要
私は着物の着付レッスンしか受けてないんですけど、これからの季節に良さそうな浴衣レッスンもありますし、
茶道、生け花、そのほか水引き、友禅染め、日本刺繍などのワークショップもあるみたいですよ~。
水引きで思い出しましたが、
今回の友人の結婚式で使用させていただいたご祝儀袋がとーっても可愛かったのでご紹介します。
Creemaで見つけたOTUTUMIさんという水引き小物作家さん作の御祝儀袋。
Creemaの作品ページはこちら。
ここ↑に並べるのもどれにしようか迷うくらいたくさん種類があって、
そのデザインによって包む金額の目安も書かれています。
御祝儀袋って、そうそう買う機会が多いものではないんですが、買う時にはなかなかグッとくるものがなくて困るもののひとつ。
お探しの方、ぜひ。可愛くておすすめですー!^^