2017年4月28日05時03分
三重県立の4高校で、運動部の顧問が入部を希望する県外中学生の保護者に県内の就職先を紹介していたことが、高校側への取材でわかった。他県からの県立高校入学は保護者が県内に転居する場合に認められ、出願時に県内企業の就業証明書などの提出を求めている。紹介先から就業証明書を得たのに転居しなかった保護者もいたという。
就職先を紹介していたのは四日市中央工業、菰野、四日市工業、いなべ総合学園。サッカーや野球、テニスで全国大会の出場実績がある。
4校によると、運動部顧問の教諭が保護者から相談を受け、知り合いの企業などを紹介していた。卒業生を含めると、4校で少なくとも10件に上る。
各校は「保護者側の求めに応じた」と説明。ある顧問は「紹介先の企業から就業証明書が出たものの、実際には働かず、県内に転居していないケースもあった」と話した。
県教育委員会の今年3月時点の…
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