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 任天堂が27日発表した2017年3月期の売上高は前年比3・0%減の4890億円、営業利益は同10・7%減の293億円だった。家庭用ゲーム機「Wii(ウィー) U(ユー)」などの販売不振が続き、8年連続で売上高が減った。

 保有していた米大リーグ球団シアトル・マリナーズの売却で利益が出たことや、スマートフォン用ゲームの「ポケモンGO」などを運営する関連会社のもうけを取り込んだことで、純利益は1025億円と、前年の6倍強に膨らんだ。

 一方、18年3月期の売上高は前年比53・3%増の7500億円と、9年ぶりの増収予想とした。今年3月に発売した新型家庭用ゲーム機「スイッチ」は、1千万台売れると見込んだ。3月中の販売台数は、目標の200万台を上回る274万台で、まずまずの滑り出しとなっている。