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今回は「ビタミンA・B1・B2・B12欠乏症」のご案内です。
戦争直後の日本では、ビタミン欠乏症が多く存在していたといわれています。
現在では食生活も改善され、栄養豊富な食品の使用によって、高度のビタミン欠乏症の数は、あまり多くないかも知れません。
しかし、軽度のビタミン欠乏症は、なお多数存在していると考えられています。
ビタミン欠乏症
ビタミンA欠乏症
ビタミンAが欠乏すると、夜盲症といって薄暗いところでは、物が見えにくくなる症状が起こります。
初期は肌がカサカサになり、重症化してくると角膜が潰瘍を起こして、失明の危険性も出てきます。
改善するためには、ビタミンAを多く摂取することです。
ビタミンAが多く含まれる食物は、卵黄、レバー、バター、チーズ、うなぎ、シュンギクなどがあります。
また、緑黄野菜に含まれるカロチンは、体内でビタミンAに変化してくれるので、カロチンを多く含む、カボチャ、ニンジンなどを食べるのもおすすめです。
ビタミンB1欠乏症
ビタミンB1が欠乏すると、脚部がけだるく感じて疲れやすくなります。
また症状には、食欲不振、動悸息切れ、手足のしびれ、下肢のむくみなどさまざまです。
重症になると視力が衰えて、足が動かせなくなったり、膝蓋腱反射(しつがいけんはんしゃ)もできなくなります。
これを治すためには、ビタミンB1を大量にとる必要があります。
ビタミンB1は、いろいろな食品のなかに含まれているので、偏った食事をしないかぎり、B1欠乏症の心配はないでしょう。
ビタミンB1を含む食品は、豚肉、ダイズ、アズキ、玄米、胚芽米など。
ビタミンB2欠乏症
欠乏すると、唇や目のまわりが、ただれたり舌が荒れてきます。
ビタミンB2を含む食品は、卵黄、レバー、チーズ、セロリ、ホウレンソウなど。
ビタミンB12欠乏症
普通の食事であれば、欠乏症の心配はほとんどありませんが、偏食によりビタミンB12が不足すると、神経症状があらわれたり、
舌炎や貧血などの症状がでてきます。
また、顔色が悪くなって立ちくらみや、動悸、息切れなどが起こります。
特徴として、舌が痛いむ、味覚がなくなる、などの症状があらわれます。
ビタミンB12を多く含む食物は、レバー、魚、カキ、アサリ、シジミ、チーズなど。
以上が「ビタミンA・B1・B2・B12欠乏症」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。