「第1回日本軍『慰安婦』博物館会議」が1日、東京都千代田区で開かれ、慰安婦問題の資料を展示するアジア各地の博物館や歴史館の関係者が集まった。
韓国ソウル近郊の「ナヌムの家」や、中国・上海の「中国『慰安婦』歴史博物館」のほか、台湾、フィリピンで展示施設を運営する関係者が開館の経緯や目的、現状を報告した。
参加者は「『慰安婦』被害の実態と歴史を伝える博物館は、平和・人権教育だけでなく被害回復のためにも重要。被害女性の記憶を継承し、戦争のない、女性の人権が守られる平和な世界のため連携します」と日韓中英の4カ国語で宣言文を読み上げた。
ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界記憶遺産(世界の記憶)に旧日本軍慰安婦資料の登録を申請した日中韓など8カ国・地域の団体でつくる「共同登録国際委員会」や、米国で慰安婦像・碑の建立を進める韓国系米国人らのグループも参加した。(編集委員・北野隆一)
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朝日新聞社会部