土星探査機「カッシーニ」が捉えた画像 NASAが公開

土星探査機「カッシーニ」が捉えた画像 NASAが公開
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NASA=アメリカ航空宇宙局は土星探査機「カッシーニ」が初めて土星の輪の内側に入ることに成功したとして、これまでで最も近い距離から土星の大気が渦巻いている様子などを捉えた画像を公開しました。
NASAなどが開発し、1997年に打ち上げられた土星探査機「カッシーニ」は飛行する軌道を変えて、日本時間の26日午後6時ごろ、初めて土星の輪の内側に入っていきました。

この際、高速で飛び交うちりから機器を守ろうと、交信に使うアンテナを盾のように進行方向に向けて飛行したため、地球との交信が一時、途絶えましたが、NASAは日本時間の27日午後4時ごろ、通信が復活し輪の内側に入るのに成功したと発表しました。

土星の表面から3000キロ付近を時速12万キロを超える速度で通過したというカッシーニから送られてきた最新の画像には、大気が巨大な渦を巻いている様子や、もやのように見える大気の流れなどが捉えられています。

NASAによりますと、今回の画像は、これまでで最も近くから土星を撮影したもので、「カッシーニはまたもや先駆けとなり、新たな驚きを与えてくれた」とコメントしています。

カッシーニは、合わせて22回、土星の輪の内側に入って観測したあと、9月15日には土星の大気圏に突入して燃え尽き、20年に及ぶ任務を終えます。
NASAなどが開発し、1997年に打ち上げられた土星探査機「カッシーニ」は飛行する軌道を変えて、日本時間の26日午後6時ごろ、初めて土星の輪の内側に入っていきました。

この際、高速で飛び交うちりから機器を守ろうと、交信に使うアンテナを盾のように進行方向に向けて飛行したため、地球との交信が一時、途絶えましたが、NASAは日本時間の27日午後4時ごろ、通信が復活し輪の内側に入るのに成功したと発表しました。

土星の表面から3000キロ付近を時速12万キロを超える速度で通過したというカッシーニから送られてきた最新の画像には、大気が巨大な渦を巻いている様子や、もやのように見える大気の流れなどが捉えられています。

NASAによりますと、今回の画像は、これまでで最も近くから土星を撮影したもので、「カッシーニはまたもや先駆けとなり、新たな驚きを与えてくれた」とコメントしています。

カッシーニは、合わせて22回、土星の輪の内側に入って観測したあと、9月15日には土星の大気圏に突入して燃え尽き、20年に及ぶ任務を終えます。