テレビ東京「日本ミステリー」2008年5月13日放送分
物語を物語る
テレビ東京「日本ミステリー」2008年5月13日放送分
①義経が生きていた!? みちのく黄金帝国の野望
いわゆる源義経北行伝説ですね。
これは、サイトを検索すればいくらでも出てくるので、ここでは番組で紹介されたものだけを記しておきます。
1、平泉の雲際寺にある「義経の位牌」には、「捐館通山源公大居士」と記されている。これは、「館を棄て山を通って逃げた」という意味で、戒名としては変だということ。
2、岩手県奥州市の玉崎神社に「義経の槍の穂先」がある。
3、岩手県宮古市の黒森神社は、社名は九郎義経にちなんだ名前だといい、「義経の写経」と伝えられているものが残っている。
4、青森県弘前市博物館には、「弁慶の笈」がある。
5、「奥州南部封域志」の記述から、義経の首の謎は、家臣の「杉目太郎行信」であるとし、宮城県栗原市金成にある供養塔には「源祖義経神霊見替杉目太郎行信」(杉目太郎行信なる人物が義経の身代わりになった)と刻まれていた。
6、「新撰陸奥国誌」によれば、義経ら主従七人は、三厩村から海を渡って北海道の日本海側・西蝦夷に向かった、とある。北海道平取町の「義経神社」には義経公御神像がある。
番組ではところどころ中津文彦氏の解説が入っていました。義経伝説と奥州藤原氏の財宝とのからみとなれば、江戸川乱歩賞受賞作「黄金流砂」となるのでしょうか。
![nakatu-ougon.jpg](/contents/322/221/745.mime4)
と思っていたら、番組はそこまで追究せず、調査続行につき次回に続くということ。
②五・一五事件はチャップリン暗殺計画だった。
チャップリン研究家・大野裕之氏が自身の本「チャップリン暗殺 5・15事件で誰よりも狙われた男」をそのままなぞっているだけでした。
この本の新説である「チャップリンが皇居で一礼した真相」なるものも紹介してました。(暗殺回避のためですか…)
「5・15事件とチャップリン」の件も有名な話ですよね。何度かテレビで見ました。
それに、日下圭介著「チャップリンを撃て」という同じ題材のものを小説化したものがありましたね。
![669182.jpg](/contents/322/221/746.mime4)
(探せば古本屋にあります。講談社新書・光文社文庫)
ただ、番組では「どうしてチャップリンが狙われたのか?」という理由の部分が不明瞭だった。
通説通りに「チャップリンが日本に退廃文化を流した元凶」として狙われたのか、それとも国際的著名人を暗殺することによって戦争に踏み出そうとした軍部の陰謀だったのか、いやネットで書かれているようなもっと大きな陰謀が隠されたいたのか……などなどあまり踏み込んでいなかった。
5・15事件が「犬養は護憲派の重鎮で軍縮を支持しており、これも海軍の青年将校の気に入らない点であったと思われる。不況以前、大正デモクラシーに代表される民主主義機運の盛り上がりによって、知識階級やマルクス主義者などの革新派はあからさまに軍縮支持・軍隊批判をしており、それが一般市民にも波及して、軍服姿で電車に乗ると罵声を浴びるなど、当時の軍人は肩身の狭い思いをしていたといわれる。」とウィキペディアに書かれているように、チャップリンが共産主義者であったために狙われたのではないか、と私は思っていたが、これはどうも違うようだ。「赤狩り」でハリウッドから非難されるのは40年代だから1932年では少し早いことになるのか。
これも継続調査ということなので、次回に期待ということでした。(このパターンが多い)
①義経が生きていた!? みちのく黄金帝国の野望
いわゆる源義経北行伝説ですね。
これは、サイトを検索すればいくらでも出てくるので、ここでは番組で紹介されたものだけを記しておきます。
1、平泉の雲際寺にある「義経の位牌」には、「捐館通山源公大居士」と記されている。これは、「館を棄て山を通って逃げた」という意味で、戒名としては変だということ。
2、岩手県奥州市の玉崎神社に「義経の槍の穂先」がある。
3、岩手県宮古市の黒森神社は、社名は九郎義経にちなんだ名前だといい、「義経の写経」と伝えられているものが残っている。
4、青森県弘前市博物館には、「弁慶の笈」がある。
5、「奥州南部封域志」の記述から、義経の首の謎は、家臣の「杉目太郎行信」であるとし、宮城県栗原市金成にある供養塔には「源祖義経神霊見替杉目太郎行信」(杉目太郎行信なる人物が義経の身代わりになった)と刻まれていた。
6、「新撰陸奥国誌」によれば、義経ら主従七人は、三厩村から海を渡って北海道の日本海側・西蝦夷に向かった、とある。北海道平取町の「義経神社」には義経公御神像がある。
番組ではところどころ中津文彦氏の解説が入っていました。義経伝説と奥州藤原氏の財宝とのからみとなれば、江戸川乱歩賞受賞作「黄金流砂」となるのでしょうか。
と思っていたら、番組はそこまで追究せず、調査続行につき次回に続くということ。
②五・一五事件はチャップリン暗殺計画だった。
チャップリン研究家・大野裕之氏が自身の本「チャップリン暗殺 5・15事件で誰よりも狙われた男」をそのままなぞっているだけでした。
この本の新説である「チャップリンが皇居で一礼した真相」なるものも紹介してました。(暗殺回避のためですか…)
「5・15事件とチャップリン」の件も有名な話ですよね。何度かテレビで見ました。
それに、日下圭介著「チャップリンを撃て」という同じ題材のものを小説化したものがありましたね。
(探せば古本屋にあります。講談社新書・光文社文庫)
ただ、番組では「どうしてチャップリンが狙われたのか?」という理由の部分が不明瞭だった。
通説通りに「チャップリンが日本に退廃文化を流した元凶」として狙われたのか、それとも国際的著名人を暗殺することによって戦争に踏み出そうとした軍部の陰謀だったのか、いやネットで書かれているようなもっと大きな陰謀が隠されたいたのか……などなどあまり踏み込んでいなかった。
5・15事件が「犬養は護憲派の重鎮で軍縮を支持しており、これも海軍の青年将校の気に入らない点であったと思われる。不況以前、大正デモクラシーに代表される民主主義機運の盛り上がりによって、知識階級やマルクス主義者などの革新派はあからさまに軍縮支持・軍隊批判をしており、それが一般市民にも波及して、軍服姿で電車に乗ると罵声を浴びるなど、当時の軍人は肩身の狭い思いをしていたといわれる。」とウィキペディアに書かれているように、チャップリンが共産主義者であったために狙われたのではないか、と私は思っていたが、これはどうも違うようだ。「赤狩り」でハリウッドから非難されるのは40年代だから1932年では少し早いことになるのか。
これも継続調査ということなので、次回に期待ということでした。(このパターンが多い)
スポンサーサイト