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音楽を着る「LIVE JACKET」開発。どこでもライブ体験
2017年4月27日 20:55
博報堂は27日、着ることで“音楽を全身で体感できる”というジャケット型ウェアラブルデバイス「LIVE JACKET」を開発したと発表。音楽を活用した企業のプロモーションやブランディングといった用途を想定している。
LIVE JACKETには、特殊なジャケットに数十の超小型スピーカーを搭載。楽曲を演奏パートごとに分けて録音し、スピーカーから個々に再生してミックスする。身体の形状や動きに応じて、音楽の聴こえ方が変化し、特にサブウーファが生む低音や全身に響く震動が「ライブハウスで体験したような迫力を生み出す」という。
企画開発・音響デザインでは、メディアアーティストで筑波大助教の落合陽一氏と、PR・広告・マーケティングを手がけるGO(The Breakthrough Company GO)が協業。実際の活用では、企業の要望や課題に応じて音楽のカテゴリやスピーカー数などをカスタマイズでき、ジャケットの外観もデザイン可能。これまでの先行事例として、1月に実施されたロックバンド「ONE OK ROCK」のアルバム発売記念イベントでLIVE JACKETが活用された。
4月28日～5月27日に開催される、落合陽一氏の展示会「Yahoo! JAPAN Technology Art #01 ジャパニーズテクニウム展」において、オーケストラ仕様にアレンジした「ORCHESTRA JACKET」を出品。指揮者の立場でオーケストラを聴くような体験を演出するという。
