愛知県一宮市にあるうどん店の駐車場に消防車が駐車していて、消防団員らが昼食をとっていた、と地元新聞が取り上げた。市の消防本部が「適切ではなかった」と謝罪した事も記事では触れている。
しかし、食事をしていた7人は消防署の職員ではなく、ボランティア的性格のある消防団員であり、打ち合わせが終わっての帰宅途中だったため、ネット上では「新聞が取り上げるほどの話か?」「昼飯くらい食べに寄るだろ」などといった感想が多く出る事になった。
中日新聞のウエブ版(2017年4月26日配信)によれば、50代の分団長を含む男性団員7人が、制服姿のまま消防車で市内のうどん店に行き、昼食を取っていた。4月16日(日曜)の朝から市の消防本部で「消防操法大会」の説明会があり、その帰りに、25分団あるうちの1分団の7人がうどん店に立ち寄った。分団長は「次の予定があり、このタイミングで昼食を取るしかなかった。軽率だった」と話し、同本部は「消防車を交通手段として使っており、適切ではない。市民に申し訳ない」とコメントした、という内容だ。
この記事に対してネットでは、消防団というのは職業を別に持つ市民ボランティアで作られていて、日曜の仕事終了後に昼食を取るのは問題はないし、「新聞が取り上げるほどの話か?」といった疑問が噴出し、
「お疲れ様ご苦労様で済む話だよ」
「団員の立場から言わせてもらえば、ちと帰り道に飯屋寄った位で文句言われる位ならもう消防団なんて解体しよーよ。消防団無くなれば困るやつより喜ぶやつの方が多いんだし」
「普通に公務員でも公務に公用車で出かけた先で昼飯くらい食べるだろ」
「着替えて飯くってる間に火事起きたらどうするの?おれは逆にエライとおもうが」
などといった感想が多く出た。
「消防団」というのは、各市町村が消防組織法に基づいて設置している。消防庁のHPによれば、全国の消防団数は2200で、86万人が従事し、その73%が会社員(サラリーマン)だ。常勤の消防職員とは異なり、火災や大規模災害発生時に自宅や職場から現場へ駆けつけ消火活動や救助活動を行う非常勤特別職の地方公務員、となっている。基本的にはボランティアだが報酬もあり、年額で数万円程度。災害活動または訓練に出動した際の手当は1回あたり数千円程度が支給される。
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