「アレルギーで救急車搬送された漫画」に注目が集まっています。
アレルギーで救急車搬送!?
まーぶ(@nemutaimabuta)さんは、「アレルギーで救急車搬送された漫画」を描いてTwitterに公開しました。
今朝退院出来たので描きました〜。実は数日前アレルギーで救急車搬送されちゃってたよ!という話です。アレルギーってこわいね! pic.twitter.com/W6waJqKMyG
— まーぶ (@nemutaimabuta) 2017年4月25日
もともと「食物アレルギー」を持っていたまーぶさん。
Twitter/@nemutaimabuta
食べられないものは「卵(軽度)」「ナッツ類(重度)」「キウイ」だそうです。
比較的、症状がでにくい「卵」については、その時の体調や経験と質感で食べるかを決めていたとのこと。
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もし、食べて具合が悪くなった場合は水をたくさん飲むか、吐いてしまえば平気だったため、油断していたそうです。
そんな中、職場で手作りのクッキーをもらったまーぶさんは…。
自己判断で食べたクッキーが…
なんと自分で判断し、クッキーをひとつだけ食べてしまったそうです。

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その5分後、ノドがかゆくなってきましたが、まだ「水を飲めばなんとかなる」と思っていたまーぶさん。
さらに20分後、体調が悪化し、トイレで吐くことにしたそうです。
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「吐けば回復する」と思っていたまーぶさんでしたが、どんどん体調が悪化。
「吐き気」「強烈な胃痛」「ノドがイガイガかゆい」「鼻がつまる」といった症状が出てきたそうです。
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「これはやばい」と思ったまーぶさんは這って助けを求めて、救急車を呼んでもらいました。
アレルギーで2日半、入院!
職場に救急隊員が到着し、ホッとしたまーぶさん。
病院に着いたあとは点滴と注射をしたことで、体調も回復していったそうです。
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全身が赤く腫れて顔も相当、腫れていた模様。
お医者さんに「早く来てくれたから よかったわよー ノドがはれて呼吸ができなくて ちっそくしちゃう人もいるんだから」と言われたそうです。
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入院中は、お母さんによる推理でクッキーに「アーモンドプードル」が入っていたのではないかとのこと。
「アーモンドプードル」とは、アーモンドを粉末にしたものです。
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まーぶさんのように「ナッツ類」が食べられない人は反応してしまうかもしれません。

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ちなみにちょうど、まーぶさんの両親が病院の側にいて、すぐ駆けつけてくれたんだとか。
念のため2日半ほど入院したあと、無事に退院できたそうです。
判断ミスと知識不足が原因
まーぶさんは、今回は100パーセント、自分の判断ミスと知識不足によるものだと伝えています。
アレルギー体質でありながら、アレルギーについてナメていたと反省。
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いざという時、周りの人に迷惑をかけてしまうことを理解し、今後はもっと気をつけていきたいそうです。
Twitterには「アレルギーは怖いですね」、「とてもためになるマンガでした!」などのコメントが寄せられ、3万8千件以上リツイートされていました。
こういう体質の人もいる事を知ってほしい…
漫画を描いた理由などについて、まーぶさんにお話を伺ってみました。
―― 「アレルギーで救急車搬送された漫画」を描いてみようと思った理由は?
自分を題材にして漫画を描くのは気恥ずかしさと、若干、抵抗もありました。
ただ、作中でも描いたとおり、何度か「アレルギーで大変な経験をしたのに周囲の理解がなくてつらい」という話を目にする事があったんです。
それなら今回の事は形にして、残すべきかもしれないと思ったからです。あと入院中、ヒマだったので(笑)というのは半分冗談ですが…。
もし仮にクッキーをくれた方が私のTwitterを知っていて、この漫画を読む可能性があったら描かなかったと思います。
アレルギーに限らず、自分と縁のない事柄については話を聞いても、なかなかイメージしにくいものだと思います。
今回、漫画のツイートにたくさんリプライをいただいて、想像以上にそういう思いをされている方が多いなと、あらためて気付かされました。
こういう体質の人も世の中にいるという事を知ってもらい、そういったつらい気持ちでいる方の助けになれたのであれば、漫画を描いた意味があったと感じています。
―― 入院中、再度、アレルギー検査はされましたか?
入院中に採血をしまして、一週間後くらいでアレルギー検査の結果をいただく予定です。
自覚している「卵」「ナッツ類」「キウイ」についての検査だと思います。
ちなみに「エピペン(アナフィラキシー用の注射)は持ってなかったんですか?」など、複数のリプライが届きました。
こういう事態になったのは、初めてでしたので、今まで処方をいただいた事がありませんでした!
今回のことをきっかけに検査結果と一緒に処方と使い方も説明してもらう予定です。ドキドキです。
―― 今後「食物アレルギー」と、どのように向き合っていきたいと思っていますか?
「判断を誤ったら今回のような事が起こり得る」という事、また周りにも迷惑と心配をかけてしまう事もしっかりと肝に銘じたいと思います。
私は自分のアレルギーについては病気というよりは体質、個性のようなものだと認識しています。
今後も気をつけながら、適度な距離感を保ちつつ「食べ物」と付き合っていきたいと思っています。
いろいろな境遇の方がいらっしゃるので、これはあくまで私の個人的な感覚でして、こんな漫画を描いておいてアレですが…。
「ちゃんと首輪をつけとけば“アーモンドプードル”も噛まないから大丈夫だよ!あんまり怖がりすぎないで、これまで通り一緒に気楽にご飯食べてね!!」と思っています(笑)
―― ありがとうございました。
自分がそうでなくとも、身近にアレルギー体質の方がいるかもしれません。
アレルギー症状などが気になる方は、ぜひまーぶさんの漫画を参考にしてみてはいかがでしょうか?
※この記事のツイートと画像はまーぶ(@nemutaimabuta)さんの許可を得て掲載しています。