教員・ゼミ紹介

「社会福祉学」山本かほりゼミ

山本かほり教授
専門・専攻領域
社会学
家族社会学
社会調査法

ゼミでの最終的な目標は,学生の問題意識をベースにして,それをできる限り社会学的な視点で卒業論文にしあげることです。これまでの学生の卒論テーマは,「野宿者」「介護者と家族の関係」「アルコール依存症の人たちの自助グループ」「障がい者と家族」「結婚」「フリーター」「外国人の子どもたち」,また少し面白いものでは「女子高生の現在」などがありました。私のゼミでは,文献での研究のほか,なるべく調査をして,アンケートやインタビューをするように指導をしています。調査を通じて,これまで自分が知らなかった世界に出会ってもらおうと考えているからです。

 通常,前期はゼミ生全員で文献を読み(社会学的な文献に挑戦してもらいます),本の読み方を勉強します。後期は,卒論にむけて,各自の関心テーマにそった文献などを発表してもらい,全員で討論することを心がけています。4年生は1年を通じて,個別に卒論指導も行っています。

 お楽しみの企画も年に1-2回。写真は,私が在日韓国朝鮮人に関する研究をしていることもあり,他のゼミの学生も誘って,愛知の朝鮮学校のオモニ(お母さん)会の方を講師に朝鮮料理教室をしたときのものです。