笑いはがん治療に役立つ?落語や漫才で研究へ

笑いはがん治療に役立つ?落語や漫才で研究へ
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笑いはストレスを和らげるなど、体によい効果があるとされていますが、がんの治療にも役立つか、落語や漫才などを通して検証する研究が、大阪国際がんセンターで進められることになりました。
この研究は、大阪国際がんセンターが、吉本興業、松竹芸能、米朝事務所の3つの芸能事務所の協力を得て行います。

来月からがんセンターのホールで、70人の通院患者に落語や漫才などを見てもらい、すべての回を見たグループと半分だけ見たグループで、体の免疫の機能などにどのような違いが出るか調べます。
また、看護師にも見てもらい、ストレスを和らげる効果があるか調べます。

記者会見した落語家の桂文珍さんは「患者の助けになればと思って一生懸命やります。笑うことで痛みを忘れることができればと思います」と話していました。

また、漫才コンビの酒井くにお・とおるさんは「僕たちは病気ネタが多いのですが、場所を考えて別のネタで笑わせます」と話していました。

研究の結果は、国際的な学術誌で発表されるということです。