要注意!PSVRでDMM VRのアダルト動画を見る時に気をつけたいこと
VRの登場とともにアダルト分野での活用が注目を集めています。
有料動画配信サービスのDMM.comは、4月26日よりPlayStation VR(PSVR)に対応しています。対応内容はDMM.comで配信されているVR動画をPSVRでも体験できるようになりました。
DMM.comにはDMM VRとしてすでにさまざまな種類の1,200以上ものVR動画が配信されています。その豊富なVR動画の中でも、既に1,000作品以上が配信されているのがアダルト動画です。購入しておけばPSVRでムフフな体験が……。
起こりうる悲劇
DMMのアプリ自体は無料で配信されていることもあり、VR体験を簡単に始めることができます。
コンテンツを購入したらPSVRを接続して起動するのみ。ライブラリには購入しておいた作品が並びます。
これまでにない家庭でのアダルトな“体験”です。目の前に迫る身体。そして艶めかしい声がヘッドホンから聴こえてきます。自分の気持ちも高まってきます。
その最中、ヘッドホンをしていると分からないかもしれませんが、何やら外から声がすることに気づくかもしれません。
「何の声だろう?」
耳を澄ますとどうやらヘッドホンから聴こえてくる艶やかな声と同じ声の模様。おかしいなと思って、ヘッドホンを外してみるとどうやら声が漏れています。それもヘッドホンからではなく前方から聞こえてきます。
「もしかして……」
PSVRもはずしてテレビの方を見ると、そこにはVRで見ていたのと同じ、目の前で乱れる一糸纏わぬ女性の姿がどアップで映っています……。
そしてふと自分の部屋の入口を見るとこちらに冷たい目線を向ける家族の姿が……。
元凶はPSVRのミラーリング
この事態は普通にPSVRでDMM VRの動画を見ると起きてしまいます。アダルトコンテンツはこっそりと嗜みたいもの。このような事態を避けたい人は多いのではないでしょうか。
悲劇を回避するために、まずは仕組みから紹介していきます。
PSVRには基本機能として「ミラーリング」が搭載されています。この機能はPSVRを体験しているプレイヤーが見ている映像と音声がテレビからも出力されるというもの。
VRヘッドセットをつけていると、外からはプレイヤーが何を見ているのか全く分かりません。ミラーリングがあると、VRゲームなどをプレイしているときに、周りにいる家族や友達もその様子を共有して楽しめるようになります。
本来は「周りの人と楽しむ」ための機能が、アダルトコンテンツの場合は裏目に出てしまいます。
対応策は限られている
2017年4月27日現在、PSVRやPS4の設定でこのミラーリングをオフにすることはできません。また、DMMのアプリ内でも設定を変えることができません。
つまり、物理的な方法でテレビとの接続を解除して対応するしかないということになります。取れる方策としては以下の3通りほど。
・テレビの電源をオフにする
・テレビのチャンネルを切り替える
・テレビとPSVRのコントロールボックスをつないでいるHDMIケーブルを抜く
PSVRでアダルトVR動画を見ようとしている方。特にご家族のいらっしゃる方は対策をとってからの体験を強くオススメします。