オリンパス損失隠し 歴代経営陣に賠償命じる判決

オリンパス損失隠し 歴代経営陣に賠償命じる判決
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6年前に発覚した、大手精密機器メーカー、オリンパスの巨額の損失隠しをめぐって、会社や株主が起こした裁判で、東京地方裁判所は、歴代の経営陣に対して、総額で580億円余りを会社に賠償するよう命じる判決を言い渡しました。
オリンパスは、バブル期の投資の失敗などで生じた1000億円を超える損失を隠していたことが明らかになり、会社や株主は、菊川剛元社長など歴代の経営陣16人に対して、会社が受けた損害の賠償を求める訴えを起こしました。

27日の判決で東京地方裁判所の大竹昭彦裁判長は、旧経営陣に対して、総額で580億円余りを会社に賠償するよう命じました。

オリンパスの損失隠しをめぐっては、旧経営陣のうち菊川元社長ら3人が金融商品取引法違反の罪に問われ、いずれも執行猶予の付いた有罪判決が確定しています。