トランプ大統領 メキシコ国境沿いの壁の建設に改めて意欲

トランプ大統領 メキシコ国境沿いの壁の建設に改めて意欲
アメリカのトランプ大統領は、今の暫定予算の期限が今月28日に迫る中、与野党の対立が続いている、メキシコとの国境沿いの壁の建設に改めて意欲を示し、新たな予算案に建設費用が盛り込まれるかどうか注目が集まっています。
アメリカでは今の年度の暫定予算の期限が今月28日に迫る中、翌日以降の政府機関の運営に必要な資金を手当てする新たな予算案をめぐって、与野党の対立が続いていて、政府機関が一部閉鎖する事態に陥らないか懸念されています。

この新たな予算案で焦点となっている、メキシコとの国境沿いの壁の建設費用について、トランプ大統領は25日、記者団に対し、「すぐに壁の建設を始める。すでに準備はしている。壁はとても重要だ」と述べ、壁の建設に改めて意欲を示しました。

これに対して、野党、民主党は壁の建設に強く反対していて、暫定予算の期限が切れる前に、新たな予算案が成立するかどうか、不透明な状況になっています。

このため、与党、共和党内では政府機関の閉鎖を避けるため、壁の建設費用の計上は、ことし10月から始まる来年度の予算案に先送りするべきだという意見も出ています。

こうした状況を踏まえ、新たな予算案に壁の建設費用が盛り込まれるかどうかトランプ大統領の判断に注目が集まっています。