ていうか、トーンキュンストラーってホルンもティンパニもウィーン・フィルと一緒なんだね。
これがウィーン流なのか。


佐渡センセ、熱い指揮者、大阪で何度も聴いた。
「一万人の第九」も聴いた。好みで言うと好きなはずの指揮者。
(拙著『アインザッツ』の帯にコメントもいただいた!ありがとうございます!)

しかし、芯食わない演奏ばかりなんだよなぁ。


なんか肝心なものが足りないというか、オケとの意思疎通が上手くいってないというか、とにかくグッとこない。
オーバーアクションなのはいいんだけどさ、なんか永遠の音楽青年という感じで、アマチュア臭くて、なかなか一皮剥けない。

あの髪型が良くないのか?とっちゃん坊やに見えちゃうんだよな。


彼が夢に見たベルリン・フィルとの唯一の公演、得意曲の『タコ5』を引っ提げて行ったにも拘らず、その後サッパリ呼ばれなくなったのも納得の出来。
BPOが学生オケに聞こえたよ・・・。

ていうかね、佐渡センセに限らず、邦人指揮者って海外では上手く行ってないと思うの。
朝比奈御大もシカゴではパッとしなかった。小澤?冗談でしょ?

民族的な隔絶か、文化の違いか、DNAレベルの問題か、日本人の持つ音韻は外国人が理解できないのかもね。日本人同士なら合うという。
そういうものなのかも。


いやでも、佐渡センセはいつか脱皮すると信じてる。
指揮者は60歳からですよ!