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【不登校】小さい頃から緊張で固まっていた娘。中学でついに不登校。あと、アレルギーの原因について

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青田です、

以下の質問が届きました。

******************質問*********************************

中学入学して、1週間で学校に行きたくないと言って
行かなくなってしまった。

性格は、小さい頃は手がかからなくて大人しい。優しい。
集団だと固まってしまう。小さい頃からアトピー性皮膚炎がひどい。
アレルギー、花粉症、食物アレルギーも沢山ある。中1女子です。

幼稚園の頃から、発表会では固まって動けなくなったり、小学校でも、
低学年のうちは発表会や運動会で踊れなくて固まっていたり、
人前で教科書を読めなくて黙りこんでしまう。高学年になり、
お腹が痛くて休むことが増えました。

6年生の2学期から休むことが多くなりましたが、最低でも1週間に
1日は出席していました。

中学入学して、完全に休むようになり1ヶ月半が過ぎました。

最初はパソコン、携帯ゲーム、DVD、DSなどしたり、ベッドで
過ごすことも多く、引きこもりになるのでは…と毎日心配していましたが、
母である私自身が1時間位しか眠れなくなり、夜は不安でたまらない
気持ちになるので、ネットで不登校について検索していました。

今は、学校についてあまり言わないようにしています。
最近は日曜日に友達に誘われたら出かけるようになりました。

本人は、人に気を使ってしまい疲れると言います。

******************終わり********************************

……

回答:

小さい頃から、人前が苦手な女の子です。

中学生になって、完全な不登校になってしまい
ました。

お母さんは、大きくなれば強くなるだろうと期待
していたはずです。だから、待って、待って、待ち
続けていました。しかし、期待とは反対に不登校に
発展してしまいました。

ここで、多くの人は質問内容を聞いて、こう思って
しまったはずなんです。

「幼稚園の頃から兆候があったのだから、その時に
対応しておくべきだった。今さら、悩んだって、もう
遅いよ。」


そう思いたくなる気持ちもわかります。

しかし、人って、本当に困らないと動かない生き物
なんですね。注意や忠告をどれだけしても、人は
動きません。自分が困ってから動くんです。


何か困る前に動こうとする人は、想像して困った
自分を思い浮かべるから動くだけです。同じです。

人は、褒められて動くか、困って動くかしかないん
です。


これは知っておいて下さいね。

不登校で家でひきこもっても動かない子がいます。
困っていないんです。実は。褒めた方が動くのに、
親は困らせようと脅し続けます。でも、子どもは将来
のことなんて知りません。社会へ出てないから。

この子の不登校になる前の状態としては、こうです。

・弱い
・アレルギー体質
・自立力が足りない
・真面目で良い子

中学生になって、ここに思春期の感性変化が追加
されました。それで完全に不登校になったのです。

ただ弱いだけでは不登校にはなりません。

これが不登校の面白い所というか、特徴です。
あくまでも感性が豊かでないと不登校にはなら
ないんです。


では、どうすればいいのでしょうか?

まず、人に気を使うことについてです。これは、
自信が無くて、真面目で良い子、自分の感性が
何か分かっていない人に起きる問題です。

対人恐怖まで発展する不登校の子がいます。

感性が繊細で豊かであるほど、自信の無い方へ、
ネガティブな方へ感情が振れると、他の子たちの
何倍も恐怖を感じるようになります。

感性が豊かであるとは、感じる幅が大きいのです。

幼稚園の頃からなので、生まれつき感性が豊か
なのです。

そんな子に、他の子と同じ教育をしてあげると、
感性を潰してしまうんですね。そんなの誰もわから
ないので、仕方ありません。

やることは簡単なんです。

この子の感性に合う活動を学校でさせるだけです。

ただし、今の学校にはこの子の感性に合う活動は
ありません。だから、全く新しい活動をさせないと
いけないのです。

感性に学校が合わないから行けないんですよね。

友達の間では、まだ自分を主張できるから会える
のだと思います。でも、これも時間の問題です。
徐々に、自信が無くなっていくので、友達をも恐怖に
感じ始めます。

今の学校へ戻そうとするのではなくて、学校で、
新しい活動をさせるために戻す。この考え方が大切
だと思います。


弱いとかそういうのは、感性がわかって、自分の
居場所が出来ると強くなっていきます。

あと、アレルギーについてです。

最近、子ども達を見ていて思うのが、アレルギーに
なっている子に特徴があります。


「親が許せない」か「自分が許せない」かなんです。

学校へ行けないストレスで腹痛や頭痛を起こす
ように、アレルギーも精神的症状の表れだと思われる
子たちが多くいます。

なぜなら、私の学校へ来てアレルギーが治る子が
結構いるからなんです。その子たちは自分を許せない
子です。寮生活をして、自分を変えると治っていく。
不思議な話です。

でも、治らない子もいます。親が許せない子です。

寮生活をしても、子どもは変わります。でも、親は
変わらないです。だから、親を見ると、どうしても、
許せない感情が出てくるようなんです。

親を感謝しているんだけど、どうしても親の方が
何か言ってしまうんです。それに反応してしまう。

どっちかわからないけど、自分を許すか親を許す
気持ちになった時、ストレスが減ります。それで
アレルギーに耐えられる免疫能力が出てくるのです。
ストレスで免疫力が低下しているとも言われます。

お母さんの焦りはよくわかります。

でも、不登校はまったく感情とは別の次元です。
子どもの持って生まれた感性と学校の環境が
合わない問題です。

さっさと学校で新しいことをやるんですよ。

その行動力があるかどうかです。今の学校が
合わないのに、今の学校へ押し込めようとする
ことがおかしいって気が付かないんです。

何の活動をやればいいの?

と思ったはずです。

これは娘さんの感性がどこにあるかです。私が
直接見ているわけではないから、わかりません。

ただし、条件は、自己表現する活動です。

これがポイントです。具体的に言うと、そればかり
やらせる人がいるので、あえて言いません。

子ども自身にも考えさせるべきです。

幼稚園からの兆候で、ようやく中1になって動き
始めたのです。本番はこれからです。子育ては、
子どもの感性を育てることなんです。それを今、
気が付いたんです。すごいことです。

気が付いた時にやり始めればいいんですよ。

焦っても仕方がないです。

それでは、今すぐ学校と相談して娘さんの為に
新しい自己表現できる活動をスタートさせて下さい。

では、また。

青田



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コメント

[C34995]

お母様の辛い気持ち、お察しします。
うちは、中学の時に不登校になりましたがブログをすべて読み、忠実に一つずつ実行しました。現在は、高校生になりましたが、休まず通えるようになりました。

青田先生には感謝しています。
昼夜逆転のことも載っています。
進学しないなら、就職だともおっしゃっています。
それ以外の選択はないと。

大学にいって何の勉強をし、それをどの様な仕事に役立てたいのか。
それがわからず、大学に行く理由がなければ勉強する意味もないと思うのでは、ないでしょうか。
  • 2015-07-16 17:33
  • 不登校の親
  • URL
  • 編集

[C34922]

昨日アドレス登録をしたのですが、メッセージが見れません(>_<) ガラケーには対応してないのでしょうか?
この事をお聞きしようとメールフォームに行こうとしたら、これまた非対応みたいで…見て頂けるかどうかわからないと思いましたがコメント欄に書かせて頂きました。
高校3年で進路決めないといけない時期なのですが…
ずっと大学に行きたいと頑張ってきてたのに…
高校を半年で行けなくなり、1年の終わりに通信制の高校へ転校しました。
最初はそこそこ勉強も頑張ってましたが、だんだんしなくなりいろいろあってもうかなりまともに勉強してません。
かなりハードな勉強しなくては志望大学には難しいみたいな事を言われ糸が切れてしまったようで…受験に向けてどうすればいいのかわかりません。このまま引きこもりになりそうで心配です。
昼夜逆転もしてます。 毎日私も辛くてどうしたらいいのか…
  • 2015-06-05 11:14
  • 不登校の親
  • URL
  • 編集

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プロフィール

不登校教育研究所 代表
青田 進


<今までの不登校教育実績>
再登校させた数=3919人
不登校の大学進学率=約92.7%
不登校教育歴=約21年
不登校講演会の参加者数=約7671人
現在、教育中の不登校生数=約723人

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